今月だけ出費が多かった、給料日前に急な予定が入ったなど、様々な理由でキャッシングの利用を検討する人もいるのではないでしょうか。
しかしキャッシングは多くの会社が提供しているので、利用する場合は金利や使いやすさ、返済方法などを比較して選ぶ必要があります。
今回は無利息期間があるキャッシングサービスの、ノーローンとレイクALSAの違いを紹介してくので是非参考にしてみてください。
ノーローンとは?
ノーローンは、新生銀行グループの「新生パーソナルローン」が運営する消費者金融です。
消費者金融になるので、貸金業法によって規則が決められています。
その為2010年から改正貸金業法が適応されており、総量規制の対象になっています。
総量規制とは個人の年収の3分の1までしか借入ができないと決められている規則で、ノーローンもこれに従い年収によって借入上限が変わってきます。
また年収が多い場合でも、最高で300万円までが借入できる金額となります。
ノーローンの特徴
何度でも無利息で利用できる
ノーローンの最大の特徴は、その名の通り無利息でキャッシングを利用できる事です。
無利息期間は1週間と決められてはいるものの、回数制限なく何度でも利用する事ができます。
もし1週間以内に返済できない場合でも、利息が付くのは8日目以降の分だけになります。
ただしノーローンを再び利用できるのは、完済した月の翌月からになるので注意してください。
支払い利息額の応じてポイントが溜まる
ノーローンには支払い利息額に応じてポイントが溜まる、ノーローンポイントサービスがあります。
「楽天スーパーポイントコース」「ネットマイルコース」「Gポイントコース」の3つのコースが用意されており、貯めたポイントを他のポイントに交換する事が可能です。
登録も簡単で、交換手数料もかかりません。
しかし1週間のノーローンの間は無利息なのでポイントは溜まらず、長期で利用する場合にお得なサービスになります。
レイクALSAとは?
レイクALSAとは、2018年4月から提供されている新生銀行グループの無担保カードローンです。
従来のレイクは新生銀行グループが提供している銀行のカードローンでしたが、レイクALSAは「新生フィナンシャル」が運営する消費者金融となっています。
借入上限は500万円までとされていますが、こちらも総量規制の対象になるので注意しましょう。
レイクALSAの特徴
選べる2つの無利息方法
レイクALSAには無利息のキャッシングが2種類あり、「30日間借入全額を無利息利用できるサービス」と「180日間最大5万円を無利息利用できるサービス」が提供されています。
借入金額が借入期間によってお得な方を選ぶ事ができ、利用者にとって使いやすいサービスです。
ただしどちらのサービスも初回借入時のみの1度限りのサービスなので、2回目以降は適用できないので注意が必要です。
レイクとの違い
レイクALSAは以前のレイクと比べ、いくつか違いがあります。
最も大きな違いは銀行のカードローンであったレイクに対し、レイクALSAは消費者金融である事です。
銀行のカードローンは2018年1月以降、即日融資が禁止となりました。
しかしレイクALSAは消費者金融なので、即日融資にも対応しています。
ただ基本的にはレイクを引き継いでいる商品になっているので、金利や利用条件などに大きな変化はありません。
ノーローンとレイクALSAの比較
ノーローンとレイクALSAはどちらも新生銀行グループの会社が運営している消費者金融なので、同じように見られる事があります。
共通点も多くありますが、違いもあるのでそれぞれを比較していきます。
ノーローンとレイクALSAの共通点
まずどちらも消費者金融なので、即日融資が可能です。
ノーローンの場合はインターネット申し込みで「即日お振込みサービス」を選択するか、電話にて希望を伝えれば申し込みができます。
事前に身分証明書を提出している必要がありますが、初めて借入する人でも当日に融資を受ける事が可能です。
レイクALSAの場合はインターネット、電話、店舗での契約、どの方法を利用しても、平日14時までに本人確認書類を提出する事で即日融資が可能です。
またレイクALSA公式アプリである「e-アルサ」を利用する事で、20時までに本人確認書類を提出すればセブン銀行ATMで即日融資可能となっています。
またどちらのキャッシングも、レイクの自動契約機から申し込みができるという共通点もあります。
ノーローンとレイクALSAの違い
ノーローンとレイクALSAは、金利などには大きな差がありません。
最も大きな違いは、無利息のキャッシングの内容です。
レイクALSAの無利息キャッシングは初回限定なのに対して、ノーローンは利用制限なく何度でも利用が可能です。
他にもレイクALSAはWEB完結の申し込み方法がありますが、ノーローンにはありません。
24時間対応のインターネット申し込みはありますが、在籍確認の電話が必要になります。
またノーローンではできませんが、レイクALSAなら郵送物も届かない指定にする事ができます。
またどちらもATMを利用して返済する事が可能ですが、ノーローンの場合は手数料がかかります。
レイクALSAではレイクATMの他、提携のATMでも手数料が無料となっています。
どっちを利用するべき?
ノーローンとレイクALSAには違いがあり、それぞれにメリットがあります。
より自分に適しているキャッシングを利用する事で、無理のない返済計画を立てる事が可能です。
金利や借りる事だけでなく、返済まで考えた利用を検討しましょう。
どっちに向いてる?
ノーローンが向いている人
ノーローンは何度使っても1週間までは無利息なので、短期での借入をしたい人に向いています。
また、楽天銀行口座を持っている人もノーローンに向いています。
楽天銀行の口座であれば、振り込みなどの反映が土日を含め24時間すぐに行われます。
ノーローンポイントを楽天スーパーポイントに交換する事もできるので、楽天を良く利用する人には相性のいいキャッシングであると言えます。
レイクALSAが向いている人
レイクALSAは無利息期間がノーローンよりも長いので、返済予定が1週間以上先になる場合はレイクALSAの方が向いていると言えます。
またセブン銀行、ローソンATM、イーネットからは借入と返済の手数料が無料なので、どこでも気軽に利用することができます。
出張や旅行など、外出先での利用が多い人にとっては大きなメリットです。
どっちの方が審査に通りやすいか
基本的にどちらも消費者金融なので、審査の通りやすさに違いはないとされています。
ただしノーローンは69歳まで、レイクALSAは70歳までが利用者の条件になっているので、必然的に70歳の人はレイクALSAしか審査に通らない事になります。
またどちらも安定収入のある人を対象にしているので、主婦の場合が利用する事ができません。
ノーローンの審査はスコアリングという方法で行われています。
スコアリングとは、勤務先、年収、勤続年数などの情報を点数化して判断する審査方法で、点数が基準点以上になれば審査に通ります。
レイクALSAは審査にAIを用いて判断しているのですが、その明確な基準は公開されていません。
ただスコアリングで審査するよりもより詳細な部分まで判断されているので、ノーローンで審査に通らなかった人が通る事もありますし、その逆もあるようです。
利用用途に応じて使い分ける
ノーローンもレイクALSAも、新生銀行グループが提供している安心できるキャッシングです。
どちらも無利息期間が付く商品があるので混同されやすいですが、それぞれにメリットがあり適している人が違います。
ノーローンは何度でも無利息のキャッシングが可能ですし、レイクALSAは無利息のキャッシングを2種類提供しています。
ノーローンでは利息額に応じてポイントが付きますし、レイクALSAであれば借入も返済もATMの手数料が無料です。
借入する事だけでなく、金利や返済方法、その他の条件までしっかりと確認し、納得してから利用するようにしましょう。
自分に適しているキャッシングを利用する事が、無理のない返済に繋がります。