決めるのはまだ早いかも!SMBCモビットを解約する前に知ってほしいこと

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SMBCモビット

SMBCモビットとの契約は、完済後も続けて残しておくべきでしょうか。

キャッシングの契約なので、残しておくべきかは考え方によって違います。信用情報に傷が付くのではないか、契約が残っていると使いすぎるのではないかと心配する人も少なくありません。

そのため、契約を解約するべきだと考える人もいます。

しかし、SMBCモビットを解約するのは、解約のメリットやデメリットを知ってからでも遅くありません。以下ではSMBCモビットを解約する場合のメリットやデメリットについて説明し、解約せずとも使いすぎを抑えられる方法を解説します。

SMBCモビットを解約する方法と手順について

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SMBCモビットは、コストを削減して利用がしやすい金利にするため、有人店舗を設けていません。

契約を解約する際には、電話で手続きを行う必要があります。解約の流れは以下の通りです。

SMBCモビットの解約方法

SMBCモビットを解約は、借入残高が残っていないなら、フリーコールに電話をし、解約したい旨を申請するだけです。

ですが、借入残高が残っているのであれば、先に完済しなければなりません。

SMBCモビットの返金は、普通は1000円単位で行うので、完済したと思っていても1000円未満の端数が残っていることがあります。

この端数は無利息残高と呼ばれ、返済期間の取り決めはなく、利息も付きません。しかし、このお金が残っている限り、SMBCモビットからの借入れ契約は継続されています。そのため、SMBCモビットを解約するには、無利息残高も返済しなければなりません。

コンビニエンスストアの現金自動預払機(ATM)では端数の支払ができません。支払には、端数に対応している提携銀行の現金自動預払機(ATM)や銀行振込で完済しましょう。また、コンビニエンスストアによってはマルチメディア端末から、一括返済を選ぶことで端数まで支払えます。

なお、借入れ残高はフリーコールやインターネットサービスである「Myモビ」から確認できます。

解約証明書の発行

解約証明書とは契約が解約されたことを証明する書類です。新たなローンなどを組む際に、借入れが終了した証明として求められる場合があります。

SMBCモビットでは、解約証明書は自動的に発行されません。必要ならば、事前に申請する必要があります。解約証明書と似た書類に、完済証明書というものがあります。

これは借入れを完済したことを証明するもので、契約の終了を証明するものではありません。必要な場合には間違えないように申請しましょう。

契約を解除した後は

解約証明書や完済証明書は、新たなローンを組む場合などに求められるかもしれません。

契約に関わる書類は一定期間手元に保存しておくようにしましょう。なお、キャッシング用のカードはSMBCモビットに返す必要はありません。ですが、どうせ使えないものだからとそのまま捨ててしまうのは不用心です。

個人情報が知られないように、ハサミなどでカットして、元情報が読み取れないようにしてから廃棄しましょう。

SMBCモビットを完済したら解約しておくべき?

解約しなくても大きな問題はない

SMBCモビットからの借入れを全て返済した後は、契約を残しておくべきでしょうか。

これから先に二度とお金を借りる必要がない、そういう人は解約しておくのも良いでしょう。ですが、実はSMBCモビットとの契約を継続していても、大きな問題はありません。

カードローンを維持するためにキャッシングカードを持っていても、手数料などはまったくかかりません。

契約が残っていれば、万が一のときに安心

SMBCモビットを解約してしまうと、再度カードローンが必要となった場合には、新たに契約を結ばなければなりません。

しかし、SMBCモビットの契約を完済後も維持しておけば、急な出費が必要なときにも困ることはありません。そのため、これからも借入れをする予定がありそうならば、契約は解約しないで維持しておくとよいでしょう。

完済しても解約したことにはならない

カードローンを利用する方の中には、借入れ金を完済すれば契約は解約されると勘違いしている人が少なくありません。

しかし、カードローンでは完済しても解約したことにはなりません。

似ていて異なる完済と解約

完済とは、借入金を全て返済し終わることを指します。弁済を完了して、カードローン会社との間にある債務を消してしまい、借入がなくなることを意味します。ですが、債務が無くなったとしても、カードローン会社との間の契約が無くなったわけではありません。

SMBCモビットは一括返済が可能?利息は安くなるか

これに対して解約とは、契約を取消すことです。債権債務関係ではなく、カードローン会社との間にある借入契約に対して使われる言葉です。

SMBCモビットとの契約では申込者との間で、「借入枠」と呼ばれるお金を借りられる限度が取り決めされます。契約者は契約が残っている限り「借入枠」を上限に何度でもお金を借りられる契約を、SMBCモビットと結びます。

完済はこの枠内で借りているお金を全て返済したに過ぎず、「借入枠」を決定した契約には影響を与えません。そのため「借入枠」内の借入金を完済したとしても、SMBCモビットとの「借入枠」の契約は続き、契約は解除されません。

解約する前に知っておきたいデメリット

SMBCモビットとの契約を解約すると、生活において思っても不便さを感じる場合があるかもしれません。

解約をした場合には次のようなデメリットが発生します。

解約すると審査は1からやり直し

一度SMBCモビットとの契約を解除すると、次にキャッシングの必要が発生したときに、新しくカードローン契約をしなおなさなければなりません。しかし、解約したものと同じカードローンであっても、以前の契約は新しい契約に反映されません。

そのため、審査手続きや在籍確認からやり直さなければなりません。収入や信用状況が以前に契約したときよりも悪化していれば、審査を通らないこともあります。その場合、SMBCモビットから二度とお金を借りられないかもしれません。

今までの利率やサービスが受けられなくなる

解約によって、SMBCモビットとの間にあった継続利用における信用は、全て失われます。関係性は新たに構築しなければなりません。

あくまで新規利用としてのスタートのため、新しい契約は解約前のものより制限される場合があります。利用限度額が低くなり、利率が高くなることも珍しくありません。

解約した場合のメリットとはどんなもの

SMBCモビットの契約を解約するのはフリーコールに電話をかけるだけとはいえ、1000円未満の端数の支払など、手続きに多少の面倒があります。

契約の維持費がかかるわけでもないのに、手間をかけてまでSMBCモビットの契約を解約するメリットはあるのでしょうか。

カードローンを使いすぎる心配がなくなる

SMBCモビットとの契約を解約する最大のメリットは、カードローンを使いすぎる心配がなくなることです。

カードローンは非常に便利なサービスですが、まるで自分の銀行口座からお金を下ろすような気軽さで借入れができてしまうため、不必要なお金まで借りてしまう場合があります。

また、借入れを繰り返していると、お金を借りていることへの抵抗感が少なくなってしまうことも問題です。SMBCモビットとの契約を解約すれば、お金を借りることはできないため、安易な借入れを予防することができます。

新たなローンを組むときに有利になるかもしれない

ローンが組めるかどうかは「年間合計返済額」を年収で割った数値によって判断され、この数値が低いほど返還可能性が高いとみなされます。

ローンを申込む金融機関にもよりますが、使わないカードローン契約が残っていると、利用限度額の分だけ「年間合計返済額」が高く計算されてしまうので、審査のハードルが高くなりやすいです。

そのため、不要なカードローンを解約すると、新しいローン契約の審査が通りやすくなる場合があります。

信用情報に傷がついている場合の影響は?

SMBCモビットからの借入れの返済が滞ってしまった場合、契約者にはどのような影響があるのでしょうか。

延滞などがあると事故情報として登録される

返済の延滞や滞納が続くと、契約者は返済能力に欠ける者として契約事故情報が登録されてしまいます。

契約に関する事故情報は、金融業者が利用する信用情報機関において管理されます。これは金融業者が事故情報を参照できるようにすることで、多重債務者の発生を防ぎ、借り手貸し手双方の安全を図るためです。

このような理由から、事故情報は契約が終了した後も一定期間保持されます。

解約で信用情報の事故は消えない

すでに延滞などの事故情報が発生している場合には、カードローン契約を解約しても、事故情報は消えません。

延滞や滞納による事故情報が、解約によって消えると勘違いしている利用者もいますが、事故情報は信用情報機関に残り続けます。

そのため、事故情報があるカードローン利用者は、契約を解約してしまうと、新たにSMBCモビットとのカードローン契約を組めなくなってしまい、二度とお金が借りられないかもしれません。

なお、事故情報はカードローン契約が解除されたときから5年間保持されます。完済日から5年ではないので、注意が必要です。

解約でも強制解約は意味が違ってくる

返済の延滞や滞納などが続くと、SMBCモビットから契約の解約を迫られる場合があります。

このような解約を強制解約と呼び、その時点で借入れ金の全額の支払を求められることがあります。強制解約とならないためにも、返済はかならず期日までに済ませなければなりません。

強制解約はSMBCモビット側からの契約の解約で、それは契約終了における解約とは大きく異なります。

解約と強制解約の違い

カードローン契約は永続的に続くものではありません。必ず契約期間の終了日が決まっており、SMBCモビットでも同じです。

契約期間が満了となると、一般的に契約が自動的に更新されます。しかし、返済能力が著しく低く、信頼性に欠ける契約者だとSMBCモビットに判断された場合は、契約が延長されません。

契約期間満了による解約は、信用記録には契約終了と記されるだけで、信用情報に傷が付くことはありません。

これに対して強制解約は、利用者の契約違反や著しい債務不履行を理由に、契約期間中にSMBCモビット側からの申し入れで契約が解約されるケースです。強制解約の記録は、信用情報の傷として最長5年残ってしまうかもしれないので、注意が必要です。

どのようなケースで強制解約となるか

強制解約は、多少の延滞や滞納では行われません。一般的にカードローン会社では、61日以上の延滞や滞納があった場合に、強制解約されるケースが多くなります。

また、SMBCモビットにとって、返還の期待性が著しく失われるような行動をする契約者は、強制解約となってしまいます。例えば、返済の督促を無視する行為や、滞納した際に連絡をしないなどです。

こういった行為はSMBCモビットと契約者の信頼関係を損なうもので、心象的にもよくありません。

解約は住宅ローンにどのように影響する?

カードローン契約の実績が存在することは、住宅ローンの審査においてあまり良いイメージは与えません。

ですが、カードローン契約の捉え方は、金融機関によって大きく変化します。ではSMBCモビットを解約した場合には、住宅ローンの申請にどのような影響を与えるのでしょうか。

解約が住宅ローンの申請に有利に働く場合はある

上述したように、新規ローンを審査申請する場合に、SMBCモビットとの契約を解約しておくことで審査が有利に働くことがあります。

しかし、このような計算を重視するのは一部金融機関だけです。多くの金融機関では、返金が済んでいる限り、カードローン会社との契約が解約されているかは、審査に影響を与えることはありません。

信用情報の傷はもっと影響を与える

SMBCモビットとの契約が解約されているかよりも、住宅ローンの審査に影響するのが、信用情報に傷があるかです。

借入れの返済が遅れ、延滞や滞納が続くと、信用情報の傷として扱われます。ローンを組む際には信用情報は必ず判断されるため、信用情報の傷があると、新規契約は難しくなります。

借りすぎを抑えたい場合の対処方法

カードローン契約が残っていると、新たな借入れをしてしまうのではないかという心配を持つ人は少なくありません。

確かに、カードローンの契約を解除すると借り過ぎを防げます。しかし、借り過ぎを抑えるためならば、解約以外にも次のような方法があります。

貸付自粛制度を利用しよう

より安全に利用者がカードローンを利用できるように、日本貸金業協会は貸付金自粛制度を採用しています。

貸付金自粛制度とは、カードローン契約者に新たな金銭貸付をしないようにする制度です。日本貸金業協会に申し入れを行うことで、信用情報機関に登録を行い、一定期間貸付を制限します。

この制度を利用するにあたって、手数料などの費用は発生しません。貸付自粛制度を利用すると、その撤回は最短で3カ月間はできません。

この制度を利用すると、カード利用限度枠を残したまま、新規の借入れができなくなります。貸付自粛制度は本人だけでなく、自粛する本人の「配偶者」および2親等以内の親族からの申請も受け付けています。

SMBCモビットを解約する前に必要かどうか考えよう

SMBCモビットの契約を解約するのは、電話で行えるため非常に簡単です。

そのため、解約するならば、どのようなメリットとデメリットがあるかを判断してからでも遅くないでしょう。

契約条件がよいならば契約の続行を

もう二度とカードローンを使わないのであれば解約をしてもよいかもしれません。ですが、お金というものは急に必要になるものです。万が一の場合に備えて、カードローン契約を続けるのは悪い選択ではありません。

SMBCモビットの契約を続けていると、信用情報に影響を与えたり、余分な借入れをしてしまうのではないかと考える人もいます。

しかし、契約を継続したとしても住宅ローンへの影響はあまりありません。借り過ぎが心配ならば貸付金自粛制度のような契約者保護の制度を利用してみるとよいでしょう。SMBCモビットとの契約で何よりも気をつけなければならないのは、返済期間を必ず守って、信用情報に傷を付けないことです。

また、一度契約を解除してしまうと、再度SMBCモビットを利用するためには、新規契約をしなければなりません。長期に渡ってSMBCモビットを利用し、利用利率や利用限度額で有利な契約となっている場合には、SMBCモビットの契約を解約する必要はないでしょう。