今回は、イオン銀行カードローンにある「自動融資」機能を使って、気がついたら借金が30万円まで膨れ上がってしまった人の体験談をご紹介します。
イオン銀行カードローンの自動融資で借金が30万になった人の体験談
<回答者ステータス>※公開していい情報のみ入力していただいています。
年齢 | 40代前半 |
性別 | 男性 |
雇用形態 | 正社員 |
勤続年数 | 非公開 |
年収 | 非公開 |
申し込み時の借り入れ額 | 5万円 |
他社借り入れ(過去含む)の有無 | アリ |
アリの場合、完済しているか | 完済 |
利用検討理由を端的に言うと? | 生活費として |
まずは借金をした時の状況から
Q:最初に借金をした時の経緯からお伺いしてよろしいでしょうか?
A:
最初は単純に生活費が苦しくて5万円借りました。
会社は歩合制なので成績良かった時と悪かった時の差が激しく、生活基準のバランスを取るのが難しいという難点があります。
たまにクレジットカードの返済が滞ってしまいそうになる月もあり、そんな時は数万円単位で借金を繰り返していました。
ただ、滞りそうになるだけで実際に滞納したことは一度もありません。
Q:いつからイオン銀行カードローンを利用していますか?
A:
5年ほど前からです。
細かく借りてばかりでしたが返済に遅れることもありませんでした。
ボーナスが出た時に残高が残っていれば一括で繰り上げ返済していました。
自分で言うのもおかしな話ですが良いお客だったと思います。
だからでしょうか。
借り入れがない状態の時には「貸付枠を増やすからまた利用しないか?」といった営業電話も来ていました。
最初に申し込みをした時は30万の貸付枠でしたが、50万の貸付枠に増やしてもらっていました。
枠があるというだけでデメリットは特にないと思っていました。
困った時に何度も助けてもらっていたので枠が増えることを頼もしくも思ったのです。
自動融資機能を使ったキッカケ
Q:自動融資機能を使ってみようと思った経緯はどんなものでしょうか?
A:
今まで滞納したことは一度もありませんでしたが、ギリギリの状態だった時も何度かありました。
とにかく滞納だけは絶対にしたくなかった私にとって、自動融資機能は非常に魅力的なサービスでした。
(※編集部注釈:自動融資の詳しいサービス内容は下記のリンクからどうぞ)
【イオン銀行カードローンの自動融資は便利だけど危険!】
Q:実際に使ってみてどうでしたか?
A:
申し込んでしばらくは利用する機会がありませんでした。
運悪くというべきかどうか悩んでしまいますが、存在を忘れるくらいには使われることがなかったのです。
しかし、1年経ったか経たないかぐらいの時に、仕事が突然上手くいかなくなりました。
私が持っている顧客の中でも上客だった会社が潰れたためです。
それで初めて自動融資機能が使われることになりました。
すっかり忘れていたからこそ余計にありがたいと感じました。
ああ、これで毎月の返済日にピリピリしなくても良くなると安心してしまいました。
それが全ての間違いだったと気づいたのは最近になってからです。
Q:自動融資機能を使ったのは失敗だったと思いますか?
A:
いいえ、自動融資の利用自体は失敗だったと思っておりません。
私の気の緩みが全ての失敗の原因です。
また、その時在宅ワークでの副業を始めたのも原因の1つだと思います。
その在宅ワークで入ってくる収入は返済用口座に振り込まれるように設定していました。
だからもう残高不足になることなどないと安心し、口座の残高を確認することをおろそかにしたのです。
しかし、在宅ワークの入金システムを勘違いしていたことが大きな間違いでした。
先方から提示されている額がシステム利用手数料込みの金額だということを把握していなかったのです。
認識しているよりも少ない額で振り込まれていることに気づかなかったのが災いしました。
結果数ヶ月に1回のペースで残高不足を起こしていて、知らない間に借金が30万円まで膨れ上がっていました。
Q:全く気づかなかったんですか?
A:
お恥ずかしながら…。
副業の収入も入ってくるし足りなくなることはないだろうと思い込んでいました。
イオン銀行カードローンの返済日は毎月7日なのですが、例えるならこんな状態でした。
・スタート残高1万円
↓
・1/7返済日マイナス1万円:残高0円
↓
・1/15副業の収入1万2000円:残高1万2000円
↓
・2/7返済日マイナス1万円:残高2000円
↓
・2/15副業の収入7000円:残高9000円
↓
・3/7返済日、残高不足で自動融資3万円
本人としてはもっと副業の収入が多く入ってきていると思い込んでいました。
だからたまに念のためと残高を確認して「プラス2万」とかになっていても副業の収入だと勘違いしてしまったのです。
Q:自動融資される額は固定なのですね?
A:
そう。そこも大きな落とし穴だと言えます。
返済に足りていない分が1000円だから1000円融資してくれるのではなく、最初に設定した額が固定で自動的に融資されます。
これから自動融資機能を申し込む予定の人には、「自動融資は万が一の保険であり、これで残高を気にしなくて済むという安心材料ではない」ということを強くお伝えしたいですね。
私のようなケースはなかなかレアだと思いますが、人間、都合の悪いことからは目をそむけたり良いように解釈したりします。
是非、毎月の返済状況をネット等から確認するなど小まめなチェックをオススメします。
――本日はありがとうございました。