ノーローンは、新生銀行グループが提供するカードローンです。
非常に利便性が高く、全国どこでも利用可能です。
ただ、安易に利用を続けると知らない間に限度額に達してしまい、カードローンの使用をストップされることもあります。
そのような時は限度額の増枠申請ができますが、リスクを伴うので気を付けなければいけません。
ここでは、ノーローンの増枠申請の方法や注意点をまとめてみました。
ノーローンの基本スペックと魅力
金利 | 4.9%~18.0% |
限度額 | 1万円~300万円 |
審査時間 | 最短30分 |
融資時間 | 最短1時間 |
ノーローンは、新生銀行グループの子会社である新生パーソナルローン株式会社が提供するカードローンです。
借入から1週間は無利息で、完済すれば翌月も1週間無利息になる魅力的な商品です。
金利は4.9~18.0%で他の消費者金融と比較して若干高めですが、借入限度額は300万円と高めに設定してあります。
返済を計画的にすることで、毎月ポイントが貯まるなどの嬉しい特典が付いています。
即日融資にも対応
最短で即日融資が可能なので、急な出費の時は頼りになります。
銀行やコンビニに忙しくて行けない時も、パソコンやスマートフォンから24時間借入が可能です。
返済も借入金額スライドリボルビング方式が採用されているので、毎月の返済が計画的にでき安心です。
返済期間も借入れた日から最長6年9ヶ月(返済回数1~80回)と長く設定されているので、余裕を持って返して行けます。
また、アルバイトやパートでも毎月決まった収入があれば申し込め、保証人や担保・収入証明書(50万円未満の借入れの場合)が不要などサービスが充実しています。
返済実績を積むことで増枠のお知らせが届く
ノーローンの借入限度額は、総量規制の範囲内で決定されるので、年収の3分の1を超えた借入をすることはできません。
ただ、限度額の設定が年収から見て低い場合や、何回もノーローンで借り入れた履歴があり返済も滞りなく行われているようならば、ノーローンの方から増枠のお知らせが届くことがあります。
このようなケースでは、増枠の申請をすれば審査に通る可能性はとても高いです。
ただ、誰にでも届くわけではなく、また、いつ届くかという時期も分かりません。
今の限度額で満足していて将来的に増枠を考えているなら、着実に返済を行いながらノーローンからのアプローチを待つのも一つの方法です。
増枠申請の具体的な手続き
現在のノーローンの限度額をもう少し増枠したい場合、上述したノーローンからの案内を待つ以外に2つの方法があります。
ネット申し込み
1つ目は、インターネットで申請する方法です。
ノーローンの公式ホームページを開き、会員ページからログインします。
メニュー欄から利用限度額の増額申請を選びクリックします。
増枠申請するための書式が出てくるので、必要事項を入力し送信ボタンを押します。
数十分から数時間程度の時間内に審査が行われ、記入した連絡先(メールか電話)へ審査結果が送られてきます。
電話で増額申請
2つ目は、電話で申請する方法です。
ノーローンの公式ホームページに記載されている専用ダイヤルに電話をします。
増枠申請をしたいことをオペレーターに言うと、必要事項について質問されます。
その後、審査が行われ結果は電話で通知されます。
カードローンの金利は、借入限度額が多いほど低くなり、少ないほど高くなるので、限度額を増枠することで金利が低くなる可能性があります。
一般的に審査は厳しい
初めてノーローンを申し込んだ時、年収などから借入限度額(年収の3分の1)を超えないように金額が決められます。
ただ、どうしても現在の限度額を増やしたいという方も少なくありません。
このような時は、上述したようにインターネットか電話で増枠申請の手続きを行いますが、一般的に増枠するに値するかどうか、収入の状況や勤務形態などがしっかりと吟味されるので、初回よりも審査が厳しくなる傾向にあります。
なぜなら、案内が送られてくる前に自分から増枠の申請をするということは、まだノーローンからの信用を得られていないということになるからです。
他の貸金業者から借入はしていないか個人信用情報なども調べられ、より慎重に審査が行われます。
増枠審査を通過するためのポイント
ノーローンは、借入から1週間は無利息なので、月の金利の4分の1をカットすることができるメリットがあります。
さらに、融資限度額が高いほど金利が安くなるので、増枠をしたいと考えている方も多いです。
ただ、初回の融資より審査が厳しく、通過するにはいくつかの条件があります。
返済が滞っていない
まず1つ目は、毎月の返済が延滞していないことです。
ノーローンの会社に信用されるためには、毎月の返済をきっちりとすることがとても大事な要素になります。
カードの審査を通過するには、信用できる人物と認められることが必要なのです。
ノーローンからの借入実績がある
2つ目は、利用実績をしっかりと積むことです。
カードローンの利用が長いほど信頼度が高くなり、増枠融資を受ける際に有利になる可能性が高まります。
ノーローンでは、継続して半年以上カード利用の実績があることが一つの目安にされています。
その間に、借入と返済がトラブルなく行われているかどうかを見られます。
3つ目は、ノーローン以外の貸金業者の借入があるかどうかも調べられるので、遅延はしないように注意しましょう。
増枠の申請をする際は、仮に不利な情報でも正直に自分から伝えることが大切です。
各種クレジットカードやローンの契約・利用・返済状況は個人信用情報に登録されており、審査の時に隠したり嘘を言ったらその時点で落ちます。
ただ、不利な情報がない時は、ノーローンからどうして増枠したいのかを聞かれた時に、収入が増えて生活が安定している・資格取得のためなど、将来の返済に対して安心感を与えるような表現を工夫しましょう。
審査通過までの期間はどれくらい?
ノーローンは総量規制の対象になるので、いくら増枠を希望していても、収入の3分の1以上の借入れはできません。
ただ、初回に申し込んだ時にアルバイトだったけど正社員に採用された・役職が変わり年収がアップしたなど、収入が明らかに多くなった場合などは、即日に融資を受けられるケースもあります。
ただ、実際には審査基準は厳しく、個人情報など初めて申し込んだ時とは異なる審査基準で調査があるので、どうしても日数がかかります。
審査結果が出るまで3日以上は見ておくべき
一般的には、2~3日から1週間は余裕を持っておく方が良いでしょう。
ノーローンでは、50万円未満は収入証明書の提出が要りませんが、それ以上の増枠を申請する際には必要になるので、前もって用意をしておいた方がスムーズに融資を受けられます。
安易に増枠をすることはしないように
「とりあえず、何かあった時のために安心できるようにカードローンを作っておこう」など、安易な考えで増枠はしない方が良いです。
限度額を増やすのは、借りたお金の返済のメドが立った時や、どうしてもお金を借りなければいけない理由がある時です。
増枠してもそれは自分のお金ではなく借金であることを忘れてはいけません。
借入額が増えると返済不能のリスクが高まる
借入額を増やしても、返済能力がないのでは、とても大きなリスクを抱えることになります。
また、このような状況で増枠の申請を行うと、増えるどころか減額される可能性があります。
増枠の申請をする場合、収入証明書の提出を求められます。
借入の限度額は返済能力に応じて定められ、審査はそれを測定するために行われます。
前回よりも返済能力が落ちたと判断されると、それに応じた借入限度額が新たに設けられることになり、前より少ない金額しか借りられないこともあります。
つまり、増枠をするために申し込んだはずが、減額されたり利用停止になるなどのリスクもあるのです。
ノーローン増枠以外の方法も
本当にお金が必要な時、ノーローンの借入限度額ではどうしても足りないなら、増枠をしたいと考える人も少なくないと思います。
ただ、ノーローンの増枠は、上述したように審査基準が厳しく時間がかかる上に、減額や利用停止などのリスクもあるので、安易な申し込みは逆効果になることがあります。
他のカードローンで新規借り入れという選択肢も
追加のお金を借入れたい時は、他のカードローンに新規申し込みをするという方法もあります。
新しくカードローンを作る場合、入会するための審査を受けなければいけませんが、それは増額の審査とは内容が異なり比較的スピーディーに融資が行われるケースが多いです。
また、審査の基準も各種カードローンでさまざまなので、ノーローンの増枠審査に通らなかった場合でも、他のカード会社の審査に通るということはよくあります。
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提出書類が少ないメリットも
さらに、新規申し込みなので時間もかからず、ノーローンの場合50万円を超える借入の場合収入証明書の提出が必要になりますが、他のカード会社で新たに申し込む場合は、他社カードローンの借入額の総額が100万円を超えなければ提出しなくてもよいので手間が省けます。
大手消費者金融のカードローンは、30日間利息が無料になるサービスを提供していることが多いです。
特に、一時的にお金が必要な場合、これは大きなメリットになります。
客観的に返済能力を見極めることが大切
ノーローンの魅力は、1週間分の無利息期間が何度でも利用できることです。
ただ、お得で利用しやすいカードローンですが、利用を続けている間に借りることに罪悪感を感じなくなり、ついつい限度額が不足するということも少なくありません。
そのような場合、ノーローンの増枠を利用したいと考える方もいるでしょう。
ただ、ノーローンは、ショッピングやクレジットカードと違い、カード会社から案内が送られてくる以外は、利用者が増枠を申請しない限り自動的に融資額が増えることはありません。
借入額を増やしたいなら、必ず利用者自身が申請を行う必要があります。
自分に返済能力が残っているかの判断が必要
常に限度額いっぱいに借りていて、返しては借りることを繰り返しているようなら、当然増枠の審査にも通りませんし、利用者が返済に追われてどうしようもなくなることは目に見えています。
そんなことを言っても、急な出費でどうしても借入れなければいけない時は、他のカードローンの新規申し込みという方法もあります。
ただ、安易に借入額を増やしても、複数のカードローンを併用して返済をしていくと、いつかは生活が破綻してしまう恐れもあります。
カードローンの借入れは、自分の返済能力を客観的に見極め、冷静に判断することがとても重要なポイントです。