ローンを検討する場合、その選択肢は銀行や消費者金融など数多く考えられます。
その中でもやはり大手銀行であるみずほ銀行のカードローンは、選択肢の1つに入ってくるのではないでしょうか。
それでは、実際みずほ銀行のカードローンは他社と比較してお得なのでしょうか?
金利はどのような設定になっているのでしょう?
手続きはどのようになっているのでしょうか?
今回はみずほ銀行のカードローンについて、他社との比較や返済シミュレーションなどもふまえつつご紹介します。
みずほ銀行カードローンの基本情報を紹介
では、実際みずほ銀行のカードローンはどのようになっているのか、まずは基本的な情報からみていきましょう。
金利は2.0〜14.0%、借入額は10〜800万
カードローンの金利については変動金利となっていて、利用限度額に応じて変化します。
金融情勢を受けて基準金利が変化することもありますので、利用の際には一度ホームページにて確認することが必要でしょう。
また、借入額は10万から800万となっています。
のちほど詳しく紹介しますが、金利と借入額の関係としては、10万以上100万円以下のローンの基準金利が年14%となっており、借入額が上がるにつれて金利は下がっていきます。
限度額である800万円を借り入れる場合の基準金利が2.0%となっています。
住宅ローンと合わせるとよりお得に
また、みずほの住宅ローンを利用している場合であれば、カードローンの基準金利は年0.5%下がります。
そのように組み合わせることでより低い金利でカードローンを使用することができます。
また、HPでは利息シミュレーションも使用できますので、一度使用してみるのが良いでしょう。
みずほ銀行カードローンの利用が向いている人の特徴
それでは、みずほ銀行のカードローンはどのような方に向いているのでしょうか。
その特徴を1つずつ確認していきましょう。
みずほ銀行に普通預金口座を持っている方
まずは、みずほ銀行に口座を持っているかどうかがポイントです。
みずほ銀行のカードローンを契約後、口座を持っていてキャッシュカードがある方についてはすぐにカードローンを使用することが可能です。
また、カードローンを申し込む際にもPC、スマートフォンから24時間いつでも申し込めるという良さがあります。
その良さを最大限いかせるのは、みずほ銀行に口座を持っている方ではないでしょうか。
なるべく安い金利で借りたい方
また、みずほ銀行のカードローンの金利は、他銀行と比較しても低いものとなっています。
他銀行ですと金利は4.0%が最小と、みずほ銀行を上回るところがほとんどです。
安い金利でローンを組みたい方には非常に向いているといえます。
即日融資を希望していない方
また、ローンが多額になることもあるため、即日での融資希望ではない方により向いているものとなっています。
申し込み内容をもとに審査を受け、その後融資が決まれば必要書類を登録してローン口座が開設となります。
そのため、借り入れは翌営業日が最短となっています。
大手銀行のブランドによる安心感を得たい方
大手銀行のブランドによる安心感を求める方にも、みずほ銀行のカードローンは向いています。
メガバンクとして唯一47都道府県全てに展開しているみずほ銀行ですので、大手銀行としての安定感は抜群です。
その体制のもとで安心してローンを組むことができるのではないでしょうか。
このような方々に向いているのが、みずほ銀行のカードローンであると言えます。
みずほ銀行カードローンの金利はいくら?
では、みずほ銀行のカードローンについて、より詳細にみてみましょう。
最初に紹介しましたように、100万円未満の借り入れの場合は基準金利が14.0%となっており、そこから借入額が上がるにつれて金利は下がっていくことになります。
借入額 | 基準金利 |
10万円以上100万円未満 | 年14.0% |
100万円以上200万円未満 | 年12.0% |
200万円以上300万円未満 | 年9.0% |
300万円以上400万円未満 | 年7.0% |
400万円以上500万円未満 | 年6.0% |
500万円以上600万円未満 | 年5.0% |
600万円以上800万円未満 | 年4.5% |
800万円 | 年2.0% |
借入額と基準金利の関係はこのようになっています。
また、すでに紹介しましたように、住宅ローンをみずほ銀行にて組んでいる場合は、ここからさらに金利が0.5%下がることになります。
借入額に応じて2.0〜14.0%まで幅はありますが、他社と比較しても最大借入額は高く、金利は低くなっていることが特徴です。
適応金利と限度額は、みずほ銀行が行う審査で決まります。
みずほ銀行カードローンの審査基準についてはこちら→どんな人がみずほ銀行カードローン審査に通るのか?審査対策も紹介
みずほ銀行カードローンの金利は他社より低い?高い?
では、他社よりも金利は低いといっても、実際にはどれほどの差があるのでしょうか?より具体的にみていきましょう。
大手消費者金融の上限金利の相場は18%
カードローンについては銀行だけではなく、消費者金融などもあります。
大手消費者金融についてみてみますと、最大金利の相場はおよそ18%
です。
その一例としては大手消費者金融であるアコムなどが、最大金利が18%の企業として挙げられます。
その他プロミスは最大17.8%など、みずほ銀行のカードローンよりも高くなっていることがわかります。
もちろん借入額に応じて金利は変わりますが、比較的みずほ銀行カードローンは低金利であると言えるでしょう。
他銀行と比較しても上限金利は低い
また、他銀行と比較してみるとどうでしょうか?上限金利をみてみると、三菱UFJ銀行カードローンだと14.6%、住信SBIネット銀行MR.カードローンだと14.79%となっており、14%を超えていることがわかります。
やはり、その点においてもみずほ銀行のカードローンは低金利であると言えます。
最低金利は他銀行よりやや高め
しかし、最低金利はどのようになっているでしょうか?みずほ銀行カードローンの最低金利は2.0%でした。
それに対し三菱UFJ銀行カードローンだと1.8%、住信SBIネット銀行MR.カードローンだと0.99%となっています。
そのため、最低金利はやや高いといえるでしょう。
しかし、上限金利まで合わせて平均で考えると、みずほ銀行カードローンの金利は平均よりも低いものとなっています。
みずほ銀行カードローンの金利は比較的低い
そのため、ここまでをまとめますと、みずほ銀行カードローンは比較的金利が低い、ということができます。
もちろん、借入額に応じて金利は変化するため、金利を自身で選択することなどはできませんが、最大800万円まで借り入れることができること、最低金利が2.0%であり、上限金利も14.0%と他社よりも低くなっていることを考えると、金利は低い銀行であるといえます。
みずほ銀行カードローンには無利息期間がない
また、金利を考える上でもう1つ焦点になるものがあります。
それは無利息期間があるかどうか、です。
大手消費者金融は契約日から一定期間の無利息期間を設けていることで有名です。
たとえば、アイフルやアコムなどの消費者金融であれば、最大30日ほどの無利息期間を設けています。
しかし、結論からいえば、みずほ銀行カードローンに無利息期間はありません。
そのため、どれくらいの資金を借り入れるのか、どれくらいの期間で返金するのかをよく考えてからローンを申し込むべきでしょう。
数ヶ月ほどの短期間の利用であれば、金利は高くても30日間無利息期間のある大手の消費者金融系の貸金業者を利用した方がお得であるといえます。
そのため、状況に応じての判断が大切です。
みずほ銀行カードローンの返済シミュレーションをしてみよう
それでは、実際にどれほどの利息になるのでしょうか。
みずほ銀行のホームページでは返済のシミュレーションを行うことが可能です。
そのシミュレーションを使って、どのような返済プランになるのか実験してみましょう。
みずほ銀行で10万円を借り入れた場合
まず、最小借入額である10万円を借りた場合の返済シミュレーションを行なってみましょう。
今回は返済期間シミュレーションと返済回数シミュレーションの2パターンをご紹介します。
10万円の返済期間シミュレーション毎月1万円返済すると?
10万円を借りた場合、利息は14%であり返済回数は12回、返済額の総額は108,274円となり、利息額は8,274円となりました。
また、住宅ローンがある場合、金利は0.5%下がります。
その場合利息額は7,956円です。
10万円ほどですと、あまり大きな差は出ないようです。
10万円の返済回数シミュレーション毎月2万円返済すると?
では、回数を調整してみましょう。
10万円借りて、毎月2万円返済したとします。
その場合、返済回数は7回、返済額の総額は104,897円となり、利息は4,897円となりました。
1年間かけて返済する場合と比較すると、3,000円以上の差があることになります。
また、この場合毎月の返済額が大きくなればなるほど利息額の合計は低くなります。
毎月50,000円返済すれば利息は2,988円、1回で返済してしまえば2,371円です。
みずほ銀行で50万円を借り入れた場合
それでは、50万円を借り入れた場合はどうでしょう?50万円を借り入れる場合、金利は10万円の場合と同じく14.0%です。
こちらの場合についても、返済期間、回数両方のシミュレーション結果をご紹介します。
50万円の返済期間シミュレーション毎月1万円返済すると?
50万円を借り入れて毎月1万円を返済した場合、その返済回数は76回、返済額の総額は754,937円、利息額は254,937円となりました。
借り入れた金額の半分以上の額を利息として払う計算です。
50万円を借りて毎月1万円を返済すると、非常に長い期間必要となってしまうので、このように利息額の合計も大きくなってしまいます。
50万円の返済期間シミュレーション毎月5万円返済すると?
それでは、毎月5万円ずつ返済する場合を考えてみましょう。
この場合、返済回数は13回、返済額の総額は541,430円となり、利息額は41,430円となりました。
返済回数が大幅に少なくなることで、利息額も大きく抑えることができました。
そのほか、毎月10万円返済すれば24,513円と半額ほどになり、毎月25万円返済すると利息額は14,959円となります。
シミュレーション結果はこのようになりました。
やはり、返済回数を少なく抑えるほうが利息額の合計は低くなりお得です。
カードローンを考える場合は、まずはこのようにシミュレーションを試してみて、どのような返済プランがベストなのか検討してみることが大事ではないでしょうか。
みずほ銀行カードローンの金利を低くする方法はある?
そのほか、どのようにしたらみずほ銀行のカードローンの金利を低く抑えることができるのか、その方法についてご紹介します。
希望利用額を高めに設定する
先ほど紹介しましたように、金利は借り入れ上限額が大きくなればなるほど低くなります。
そのため、金利を低く抑えるための1つの手としては、希望利用額を高めに設定しておくことが挙げられます。
ただし、金額が高くなればなるほど審査のハードルは高くなります。
そのため、他社借入件数や合計額を減らすか、できれば完済してからみずほ銀行カードローンに申し込むのが良いでしょう。
多重債務である場合はみずほ銀行カードローンで一本化
もしくは、すでに複数の借入件数を抱えている場合であれば、みずほ銀行のカードローンで一本化してしまうというのも手です。
それによりばらばらだった金利も一本化できるため、みずほ銀行より金利が高かった場合は金利を減らすことが可能です。
現在借り入れているところの金利はどれほどなのか、みずほ銀行と比較してみることをおすすめします。
インターネットが楽!みずほ銀行カードローンの借入方法
それでは、実際にみずほ銀行カードローンを借り入れるとなった場合の手続きを紹介します。
すでに口座があるならインターネットで申し込むと楽
すでにみずほ銀行に口座がある場合なら、インターネットで簡単に申し込むことが可能です。
ネット上で申し込みを完結させることができますし、何より24時間受けつけていることが大きなメリットです。
来店や書類の郵送も不要であり、非常に簡単に申し込みをすることができます。
口座がないなら、契約書類の取り寄せを
また、もしまだみずほ銀行に口座を持っていないとしたら、契約書類を取り寄せて申し込みを進める必要があります。
その際、同時に口座開設も申し込んでしまえば、その後キャッシュカード1枚で利用することができ、非常に便利になります。
みずほ銀行カードローンをなるべくお得に使う方法
そのようなみずほ銀行のカードローンですが、さらにお得に使える方法もご紹介しましょう。
まず、みずほ銀行で普通預金口座を作ります。
その後、インターネットで申し込みを進め、契約ができたら持っているキャッシュカードを使って、ATMの手数料がかからない時間帯に借り入れを行うという方法です。
また、コンビニATM時間外手数料、ご利用手数料などは月4回まで無料となりますので、そちらをうまく利用することもできます。
やはり、みずほ銀行の口座も合わせて持っておくことで、手数料などの面においても支出を抑えることが可能です。
みずほ銀行のカードローンを最大限利用したい場合は、普通預金口座をまず開いてからローンの申請をすることでよりお得に使うことができるのです。
他社と比べても金利が安い!大手ならではの安心感も
いかがでしたでしょうか。
これまでみずほ銀行のカードローンについて詳しくみてきました。
ご紹介した通り、みずほ銀行のカードローンは他社と比較しても金利が低いという点でもおすすめです。
また、やはりなんといってもメガバンクですので非常に安定しています。
全都道府県に展開している唯一のメガバンクであり、安心感もあります。
みずほ銀行の口座を持っていることでよりお得に使うことができますし、なにより口座がある場合は申し込みもネットで完結させることができます。
現在、カードローンでの借り入れを検討している場合は、一度みずほ銀行のカードローンを検討してみてはいかがでしょうか。
返済シミュレーションなども使用しつつ、最適なローンをぜひ考えてみてください。