給料日前でお金がない、今月は出費が多くて生活費が足りない、旅行に行く為の費用が欲しい。
このような時、カードローンを利用した事がある人もいるのではないでしょうか。
カードローンであれば使用用途は自由ですし、比較的早くお金が借りられる為もしもの時の大きな味方となります。
しかし、当然借りたお金は必ず返さなければなりません。
今回は三菱UFJ銀行カードローンの返済方法である、「引き落とし」「ATM」「振込」の3つについて紹介していきます。
それぞれの特徴や返済に関する注意点などをまとめますので、カードローンでの借入を検討している人は参考にしてみてください。
【返済方法1】引き落とし
引き落としは、毎月決まった日付に自動的に口座から返済していく方法です。
引き落とし日は自分で指定できるので、都合の良い日を返済日にする事ができます。
自動で引き落とされる事で手間もかからず、返済し忘れる事がないというメリットもあります。
また、引き落としの手数料も無料です。
引き落とし開始までの手続き
返済方法を引き落としにしたい場合、カード発行時に案内される「ご利用ガイド&自動支払依頼書」に付いている依頼書から申込手続きを行います。
もし自動支払依頼書を無くしてしまった場合は、三菱UFJ銀行のホームページからでもダウンロードが可能です。
依頼書に氏名・生年月日・口座番号を記入し、銀行届け印を捺印します。
その後付属の返信用封筒に入れ郵送すると1週間程度で登録が完了となり、引き落としでの返済が始まります。
ただカードローンでの借入自体は三菱UFJ銀行の口座がなくてもできますが、引き落としは口座を持っている人専用のサービスとなります。
引き落としの注意点
口座登録完了前に返済日がある場合
引き落とし口座の登録完了までは1週間程度かかる為、希望する場合は早めに申し込む必要があります。
もし登録完了前に指定の返済日が来てしまう場合は、ATMか振り込みで返済をしなければならないので注意してください。
また、口座が登録完了していても三菱UFJ銀行からは特に連絡はありません。
その為返済日と口座登録完了の予定日が同じ頃の場合は、第二リテールアカウント支店に電話をする事で確認する事ができます。
19時までに入金がないと引き落とされない
引き落としを利用する時は預金残高に注意しなければなりません。
三菱UFJ銀行のカードローンの場合、返済期日の19時までに入金をしておく様にしましょう。
19時ギリギリだと反映されない場合があるので、少しでも余裕を持って早めに入金しておくと確実です。
返済指定日が土日祝日等の場合は、その日に引き落としはされません。
返済日が翌営業日にずれますので、間違え無いようにしましょう。
【返済方法2】ATM
返済方法の1つにATMを利用する方法がありますが、三菱UFJ銀行ATMだけでなく全国の提携のコンビニATMでも返済が可能です。
提携のコンビニATMは「セブン銀行」「ローソン」「E-net」の3つで、いずれも手数料は無料となっています。
返済までの手順も簡単で、「お預け入れ」か「ご返済」のメニューを押し、カードを挿入して現金を入れるだけで完了です。
ATMの注意点
ATMはほぼ24時間対応なのでいつでも利用できるのが強みです。
しかし、ATMにも一部利用できない時間があります。
三菱UFJ銀行のATMは、毎日23:50~0:10、毎週月曜日の1:00~5:00、毎月第2土曜日の21:00~翌朝7:00の間はATMの利用ができません。
返済日になってから焦る事がないように、ATMの利用可能時間も事前に確認しておきましょう。
【返済方法3】振り込み
インターネットバンキングである三菱UFJダイレクトを使用する事で、振り込みによる返済も可能です。
インターネットを利用した振り込みなので、365日どこからでも振り込みが可能になります。
また会員ページから、次回の返済金額や返済日などの確認が簡単にできるので便利です。
三菱UFJダイレクトによる返済手順
まずは三菱UFJダイレクトの会員ページにログインをします。
その後「振込返済先口座照会」ボタンを押して振込先を確認し、指定の口座番号へお金を振り込めば完了です。
振込先はいずれも三菱UFJ銀行の口座ではありますが、口座番号は利用者ごとに違うので間違えないように確認しましょう。
また、次回返済額に満たない金額の場合は臨時返済扱いになり、毎回返済にはなりませんので注意が必要です。
振り込みの注意点
振り込んだ時間が15時以降の場合、翌営業日扱いとなります。
これは銀行内での事務処理の時間がかかるので仕方ない事ですが、15時ギリギリの場合も翌営業日に処理される可能性があるので余裕を持って振り込みしましょう。
もし返済日に振り込んだとしても、15時以降であれば滞納と判断されてしまうので注意が必要です。
全額返済したい場合はどうすればいい?
三菱UFJ銀行のカードローンでは、一括で全額返済する事も可能です。
全額返済する事で本来払う予定だった利息が減り、支払い総額を減らす事にも繋がります。
その為全額返済する事が可能であれば、少しでも早くする方がお得です。
全額返済は「ATM」か「振り込み」で行う事ができますが、引き落としでは出来ませんので注意してください。
返済額は会員ページか、第二リテールアカウント支店に電話をする事で確認できます。
全額返済する時の注意点
コンビニATMは硬貨に対応していない
ATMで全額返済する場合も、三菱UFJ銀行のATMだけでなく全国の提携コンビニATMから返済が可能です。
しかし全額返済の場合は1円単位まで振り込む必要があるので、端数がある場合は三菱UFJ銀行のATMを利用しましょう。
三菱UFJ銀行のATMは一部ATMを除き、基本的に硬貨にも対応しています。
しかし硬貨の入金には平日の8:45~18:00のみしか対応していませんので、時間を考え利用する必要があります。
全額返済する日に気を付ける
全額返済でATMを利用する場合でも、振り込みを利用する場合でも、返済方法は通常の返済と同じになります。
返済額を確認した金額に合わせ入金すれば完了です。
しかし返済額を確認した当日に入金ができなかった場合、翌日の返済額は同じではないのでもう一度確認する必要があります。
特に振り込みの場合は15時を過ぎると翌営業日扱いになるので、全額返済したと思っていても支払い残高が残っているケースもあります。
振り込みをする時間にも気を付け、返済額を確認した当日に必ず返済する事が大切です。
返済額はいくらなのか
三菱UFJ銀行のカードローンは返済額を最小1000円から指定する事ができます。
平成25年3月24日以前は2000円が最小返済額でしたが、現在は変更されています。
その為以前から契約している人も、最小返済額の減額申し込みが可能です。
ただし借入利率や借り入れ残高によって最小返済額は代わるので注意してください。
最小返済額の具体例
借り入れ利率8.1%未満の場合
借り入れ利率が8.1%未満の人は最小返済額は1000円になります。
ただし返済残高によって代わり、10万円毎に1000円ずつ返済額が増える仕組みになっています。
例えば借り入れ残高が5万円だった場合の最小返済額は1000円ですが、借り入れ残高が33万円になると最小返済額は3000円増え4000円となります。
借り入れ利率8.1%以上の場合
借り入れ利率が8.1%以上の人の最小返済額は2000円です。
この場合も返済残高によって最小返済額が増えていくのですが、借り入れ利率8.1%未満の場合と違い10万円毎に2000円ずつ増えていきます。
その為借り入れ残高が5万円時の最小返済額は2000円ですが、借り入れ残高が33万円になると最小返済額は6000円増え8000円となります。
三菱UFJ銀行カードローンの返済日はいつ?
カードローンで借り入れをした時、特に指定がない限りは「35日毎」が返済日になると指定されます。
しかし3つの返済方法のどれを利用したとしても、毎月の希望日を返済日に指定する事が可能です。
「引き落とし」での返済の場合のみ35日毎は選べず、毎月指定日での返済をする必要がありますが、ご自身の都合に合わせて返済日を決める事ができます。
35日毎の注意点
初回返済日はカードローンを借り入れした日から35日後が返済期日となるのでわかりやすいのですが、2回目以降は直近の返済日から35日後が返済期日となるので注意してください。
初回の返済を35日後にした場合は借り入れから70日後が2回目の返済期日になりますが、初回の返済を30日後にした場合は借り入れから65日後が2回目の返済期日となります。
毎回35日毎になるのではなく、直近の返済日から35日後だと理解しておくのが返済期日を間違えない為に重要です。
Eメールサービスで返済日を把握!
Eメールアドレスを登録しておくと、返済日の3営業日前にEメールで「返済期日のお知らせ」が届くようになります。
これによって返済日を忘れる事が減り、35日毎の返済の場合も返済期日を間違えないで済むようになります。
また万が一返済日に振り込みを忘れてしまった場合も、翌営業日に「入金のお願い」が届くので、返済を長く忘れてしまう事も少なくなります。
Eメールサービスを利用するのには登録が必要ですが、登録方法は簡単です。
インターネットから新規でカードローンを申し込む場合は、「Eメールサービス」の欄の「希望する」にチェックを入れると自動で登録されます。
またインターネット以外での申し込みや、既にカードローンを申し込んでいる場合は会員ページの「Eメールサービス登録」から登録ができます。
返済期日を忘れそうだと不安に思う人は、ぜひEメールサービスを活用しましょう。
返済日の変更方法
返済日を35日毎にしたり、希望の指定日に変更する場合は第二リテールアカウント支店に電話をして変更を依頼します。
年末年始を除き平日は9:00~21:00まで、土日祝日は9:00~17:00まで受け付けてくれます。
変更を認めてくれる場合が多いですが、返済日がギリギリに迫っている時は認めてもらえない事もあるので注意してください。
もし仮に返済日までにお金が用意できなそうな場合でも、まずは誠意をもって相談してみましょう。
相談する事で返済日の延長を認めてくれたり、当月の返済を利息分のみにしてくれるなどの処置をとってくれる場合もあります。
他にも第二リテールアカウント支店では、限度額の増額審査や金利の引き下げ交渉なども相談できるようです。
返済が遅れるとどうなる?
返済期日までにきちんと返済をする事が基本ですが、不注意で忘れてしまう事があるかもしれません。
返済期日を過ぎてしまった場合、「遅延損害金」が発生するので注意してください。
返済期日を過ぎてからの返済はATMか振り込みで行えますが、通常の返済額に遅延損害金を加えた以上の金額での入金が義務付けられています。
遅延損害金は会員ページからか第二リテールアカウント支店への電話で確認する事ができる他、ATMの残高照会からも確認ができます。
利息は日割り計算なので、必ず入金する日に確認してください。
また三菱UFJ銀行のカードローンの遅延損害金は年20%と定められており、カードローン自体の利息が4.6%~14.6%である事を踏まえると高く設定されています。
Eメールサービスに登録しておけば返済期日の翌日にはメールが届きますが、なかなか気づけなかった場合は利息が大きな金額になっている事も考えられます。
返済期日は必ず確認し、遅れないで返済する事が大切です。
好きな返済方法を選ぼう!
カードローンで借り入れする場合は、返済の事まで考える必要があります。
今回は「引き落とし」「ATM」「振り込み」の3つの返済方法の特徴や、それぞれの注意点を紹介しました。
三菱UFJ銀行のカードローンではこの3つの中から好きな返済方法が選べ、返済日も35日毎か毎月の希望日に指定する事ができます。
利用者の生活に合わせて、無理のない返済ができる仕組みになっているのです。
返済が遅れてしまうと遅延損害金が発生しますし、返済できない状態が続くと信用機関に個人情報が登録されてしまう事もあります。
Eメールサービスを利用して返済日を忘れないようにするなど工夫し、返済期日を守れるよう自分にあった返済方法を選びましょう。