カードローンの返済が終わった時に、意外と迷ってしまうのがカードローン解約です。
返済し終わっても契約を続けた方が良いのか、それとも解約をした方が良いのか疑問に感じている人は少なくありません。
今回は、三井住友銀行カードローンの解約方法や注意点などメリット・デメリットを交えながら解説していきます。
解約するときに失敗しないためにも確認していきましょう。
三井住友銀行カードローンの解約方法
三井住友銀行カードローンを解約するためには、解約するための準備が必要となります。
準備が整っていないのにいきなり解約を申し入れても基本的にできません。
ここでは、三井住友銀行カードローンの解約方法について具体的に触れていきます。
借り入れ金を完済しておく
カードローン契約を解約するためには、前提として借り入れ金を完済しておく必要があります。
1円でも残っていると完済したことにはならないので、しっかりと全額返済しておきましょう。
無利息残高も返済しておく
完済に関して気を付けておきたいのが、無利息残高の存在です。
1000円未満の残高が残ると無利息残高扱いとなります。
支払い期限が設定されていないので、返済するのを忘れてしまいがちです。
無利息残高もしっかりと返済しましょう。
ATMでの返済は端数が残りやすい
基本的に消費者金融やコンビニのATMは1000円未満の入金に対応していません。
ATMで完済する予定がある人は、硬貨の取り扱いができる銀行のATMを利用するといいかもしれません。
店舗あるいは電話で申し込む
解約方法は簡単で、直接店舗に行くか電話で申し込むことで解約手続きをすることができます。
店舗で解約する場合
店舗に行く時には、窓口が設置されている店舗を選ぶようにしましょう。
三井住友銀行は全国に店舗を構えていますが、ATMだけ設置されていることもあるので事前に確認しておくことをお勧めします。
電話(0120-923-923)で解約する場合
電話で解約を申し込むと解約を申請するための書類が郵送されてきます。
必要事項を記入して返送し、解約に関して不備がなければ解約完了となります。
解約をする際の注意点
解約する際には事前に把握しておきたい注意点があります。
カードローン利用に関して不利になる場合があるので、しっかりと注意点を確認しておきましょう。
信用情報への反映時間
カードローンを解約することで信用情報へ反映されることになります。
ただし、反映されるまでに時間がかかるため注意が必要です。
場合によっては1~2ヶ月程度の時間を要することもあります。
信用情報が反映されないうちに他のローン契約をしようとすると審査に不利になります。
しっかりと信用情報が反映されるまで待ちましょう。
解約証明書を発行してもらう
他のローンを契約する予定があるなら解約証明書を発行してもらいましょう。
解約時に申し出ることで発行してもらうことができます。
解約証明書があれば、カードローンを解約したことを証明できるので新たにローン契約をしやすいのです。
ローンによっては解約証明書の提出を求められることがあるので、解約と同時に申し込んでおくことをお勧めします。
解約するメリット
カードローンを解約することで、様々なメリットを受けることができます。
完済したから解約しなくてもいいかな、と放っておくと気づかないうちに損をしているかもしれません。
解約することで得られるメリットについて確認しましょう。
借金をしてしまうリスクが減る
カードローンは融資枠内であれば何度でも借り入れと返済を行うことができます。
いつでもお金を借りられるからと言って借金癖が付いてしまう人も少なくありません。
思い切って解約することで借金をしてしまうリスクを減らし、カードローンに甘えてしまう状況を回避することができます。
他のローン審査にいい影響を与える場合がある
ローン契約をする際には、必ず信用情報機関に記録を照会することになります。
解約した際には記録が残ることになっているので、しっかりと契約を終了したことが他のローン審査にいい影響を与える場合があります。
カード・返済の管理をする負担が減る
カードローンで借り入れを行うと返済する必要があります。
収入や支出の状況を踏まえて返済していくことになるので、返済を管理しなくてはいけません。
完済して解約するとカード・返済の管理する負担を減らすことができるのです。
借金の返済に悩まされることがなくなります。
解約するデメリット
解約した時にはメリットだけでなくデメリットも発生します。
メリットだけでなくデメリットについても確認しておきましょう。
再度利用したい場合
三井住友銀行カードローンを再度利用したい場合、新たに申し込みを行う必要があります。
気軽に利用することができないという点を把握しておきましょう。
再度利用するにはもう一度契約をする必要があり、カードローンに関する手続きを一から始めることになります。
以前契約していたからと言って特別扱いされることはありません。
審査や在席確認も行われるため、契約をする人の状況によっては審査に落ちる可能性があります。
解約前と同じ条件でカードローン契約できるとは限らないので、再度利用したい場合には注意が必要です。
簡単に契約することができないので、解約するときには、三井住友銀行カードローンを利用する予定がない場合にしておいた方が無難です。
解約したほうがいいケースとは?
借り入れを行うのに便利なカードローンですが、解約した方がいいケースがあります。
解約することでプラスに働くので状況によって判断しましょう。
住宅ローンを組むなら解約すべき
住宅ローンを組む時には、必ずと言っていいほどカードローン契約の有無を確認されます。
これは、住宅ローンの返済能力があるかどうかの判断基準にもなっている重要項目です。
住宅ローンは借り入れ額が多くなるため、審査基準が厳しくなります。
返済に関して不安要素があると審査に落ちてしまう可能性があるのです。
信用情報に影響が出る
カードローンを契約している状態で住宅ローンを契約しようとすると信用情報に影響が出ます。
ネガティブな印象を与えることになり、例え完済している状態であっても契約し続けていると借り入れ額に影響を与えることがあります。
借り入れ枠に注意
借り入れ枠があると完済していてもまだ借り入れを行っているのではないかと見なされることがあります。
新たに借金をする可能性があると判断されることにも繋がるので、住宅ローンの審査に落ちてしまうこともあります。
状況に応じて解約すべきかを考えよう!
三井住友銀行カードローンは、完済しても解約手続きをしなければ口座は残ったままです。
カードローン口座は手数料を必要としないため、口座を維持する費用はかかりません。
今後のカードローン利用のために口座を残しておくのもいいかもしれません。
利便性が高く、金利が低いので活用しやすいですが、一度解約すると再度申し込みをする必要があり、手続きや審査に時間を費やすことになります。
カードローンは上手に使うことで生活の助けになってくれます。
ですが、新たにローンを契約する時の足枷になることもあるのです。
解約することで生じるメリット・デメリットを確認することが大切です。
状況によってカードを解約すべきか否かは異なるので、置かれている状況に応じて解約するかを考えてみましょう。