ソフトヤミ金をご存知でしょうか。
取り立てや金利設定が悪質なヤミ金より、対応が若干丁寧なのが「ソフトヤミ金」です。
電話の対応がソフトで、暴力的な取り立てもない…としてもヤミ金はヤミ金。
どのソフトヤミ金業者も、法律を無視した金利を設定して、正規の消費者金融ならありえないほど高額な利息を請求します。
しかしその代わり、正規の業者と比べてかなり審査が甘いです。
申込みブラックだろうと、無職だろうとほとんど誰にでも、審査に通して、即日融資で貸し付ける業者も多いでしょう。
今回は、そんなソフトヤミ金からお金を借りることのリスク、そして少しでもリスク少なく即日融資を受けられるソフトヤミ金もご紹介します。
混同されがちなヤミ金と街金
まずは、混同して受け取られがちな「サラ金」と「街金」の違いについて、改めて説明しておきましょう。
中には、サラ金はヤミ金だ…なんて思っている方もいるはず。
サラ金とヤミ金は、まったくの別物です。まずはそのあたりをはっきりさせましょう。
サラ金は正規の消費者金融を指す
サラ金とは、消費者金融の昔の呼び名。
つまり、サラ金=消費者金融なのです。
正規の消費者金融は、法律に則った、返済可能な金利を設定しています。
そして返済が遅れたとしても、映画やドラマのような「取り立て」もありません。
これがヤミ金だったなら、返済が遅れると取り立てにあいますし、その被害が家族など近親者に及ぶ恐れがあります。
サラ金とヤミ金、少し似ているかもしれませんが、まったくの別物だということですね。
国に登録しているか否かがヤミ金とサラ金の分かれ目
貸金業者は、国に届け出て、登録番号をもらわないと営業できません。
つまり、登録番号を持っているということは、ヤミ金ではないということ。
ヤミ金はハナから法律を守って貸金業をやるつもりがないため、国に届け出ることができません。
ヤミ金の利息は年率3142%
通常、貸金業者が設定できるのは上限金利で「20%」。
大手消費者金融だろうと、街金だろうと、クレジットカードのキャッシングだろうと、この数字を超えた設定を組むことはできません。
対してヤミ金の利息は「10日で1割」だったり、最近では「10日で5割」なんてところも増えています。
10日で1割ということは、年率に表すと「3,142%」となります。
10日で5割ともなると、2億6750%にも登ります。
ヤミ金はすぐに雲隠れする
ヤミ金は法律を守らない業者、経営が長くなり人の目につくようになってくると、警察の目から逃れるために雲隠れします。
会社の運営歴が不自然に短い会社も怪しいと思って良いでしょう。
逆に言えば、会社の運営歴が長いところは、正規の消費者金融ということですね。
即日融資に対応しているソフトヤミ金
では、具体的にどのソフトヤミ金が、即日融資に対応しているのか。
比較的安全に借りられる、即日融資対応のソフトヤミ金をご紹介します。
しかし繰り返すようですが、ソフトヤミ金はヤミ金です。審査に通らないことで悩んでいるなど、どうしてもヤミ金を利用しなくてはいけない事情があるなら、それ相応のリスクを覚悟しておいてください。
アローズ
アローズは代表的なソフトヤミ金。
限度額は最大でも30万円で、公式サイトには金利が初回10日で20%~となっています。つまり、「トニ」というやるつですね…。
融資は公式サイトから申込み後、審査(ほとんどあってないようなものでしょうが…)、振込融資という流れです。ここまでに時間はかからず、最短即日融資に対応しているソフトヤミ金です。
アバロン
アバロンも審査が激甘のソフトヤミ金。
破産した人だろうと、債務整理中だろうと、専業主婦だろうと、ブラックだろうと、誰でも融資を行います。
基本的に金利は「トイチ」。限度額は最大で50万円です。即日融資にも、もちろん対応しています。
クレリカ
クレリカは、「全国への最短30分の即日振込」に対応したソフトヤミ金。
10日と14日の周期で借り入れが可能で、10日返済の場合金利は30%、14日の場合金利は40%となっています。
来店不要で振込融資を受けられますが、やはり金利が高いですね…。
アイク
ブラックでも借入可能なソフトヤミ金、アイクです。
金利はどうやら、10日で3割の「トサン」が基本のようです。
利用回数、返済実績が増えれば、だんだん貸付条件がよくなっていくようです。
スピードキャッシュ
HPが少し怪しいスピードキャッシュ。
「スピード」を社名に使っているだけあり、時間をかけない融資を行います。
スピードキャッシュは、ある程度決まった収入があり、身分証を持っているなど簡単な条件をクリアすれば、誰でもお金を借り入れることができます。
ソフトヤミ金を利用するとこうなる
ソフトヤミ金は、確かに対応が丁寧で、普通に利用する分には何も仏道を感じないかもしれません。
しかしソフトヤミ金からお金を借りると、多くのリスクを抱え込むことになってしまいます。
具体的にソフトヤミ金利用にはどんなリスクがあるのか、具体的にみていきましょう。
法外な金利で利息を取られる
まず上でも説明した「法外な金利」で利息をむしり取られます。
「トイチ」や「トサン」「トゴ」など、ありえない金利です。
そしてソフトヤミ金も「お金は返ってこない」ことを前提としているので、決まった周期に「もらえる利息分だけ」つねに回収します。
そんな金利では元金の返済完結なんて不可能です。一度お金を借りると、ヤミ金から縁を切るのは難しいのです…。
個人情報を抜き取られる
個人情報というのは、とても高い価値を持っています。
そんな個人情報を抜くためだけに存在しているヤミ金のHPもあるほど。
抜き取られた個人情報が、いったいどこでどのように使われているのか、私にも想像が及びません。
何はともあれ、個人情報は抜かれないのが一番です…。
ルールを守らない取り立てに合う
一度ヤミ金からお金を借りて、ヤミ金がはその貸したお金が返ってこないとなると、悪質な取り立てを行います。
自宅や職場など、時間を守らない取り立てを行います。ソフトヤミ金なら取り立ては多少ソフトかもしれませんが、取り立て自体がないとは思えません。
なるべくヤミ金以外から即日融資を
言うまでもないですが、即日融資を受けるなら、正規の消費者金融から行いましょう。
ヤミ金から即日融資を受けるのは、即日融資や審査が甘いなどのメリットではカバーしきれないリスクに満ちています。
ブラックなど、どうしても審査をクリアできない条件に悩んでいるほどなら、借金それ自体と縁を切る努力をしてください。
即日融資に対応した大手消費者金融2社の特徴を説明します。
→消費者金融で即日借りるにはどこがいい?ブラックでも借りられるところはある?
プロミス
即日融資を受ける借入方法の選択肢がもっとも多いのは、このプロミスです。
無人契約機、ネットキャッシング、スマートフォンアプリを活用して即日借り入れが可能となっています。
→プロミスから即日借りるには何時までに申し込みが必要なのか?
アイフル
大手消費者金融のアイフルも、即日融資での借り入れに対応しています。
アイフルの無人契約機は、他の消費者金融と違い、「電話機」と「カード発行機」の形が取られています。
おそらく、無人契約機を設置するコストダウンを狙ったのでしょう。
これにより、タッチパネル式の無人契約機が嫌な方も、電話機で安心して即日カード発行が可能です。
まとめ
ヤミ金より対応が丁寧なヤミ金、それがソフトヤミ金です。
ソフトヤミ金から即日融資でお金を借りた場合、高い利息を支払う以外にも多くの危ない橋を渡ることになります。
私としては、なるべくソフトヤミ金にも近寄らないほうが良いとは思うのですが…。