カードローン地獄から抜け出したい!原因と対処法まとめ

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お金の悩み

カードローンは、緊急の出費が必要になった際には、とても頼りになりますよね。

事故や病気などで入院した場合の入院費や、急に失業した場合の生活費、その他さまざまな必要経費確保のためなど、カードローンを利用する事情は人それぞれです。

中には、完済が難しく、次第にカードローン地獄と呼ばれるような状況に陥っていく人もいます。

出費が重なってカードローン地獄へ…

不運にして事故や体調不良などが重なり、返済が難しくなる場合もありますが、それ以外の場合では、カードローン地獄に陥りやすい人には、いくつかの特徴があると言われています。

このような特徴を持つ人では、生活態度やお金の使い方を改めない限り、一度借金を完済しても、再びカードローン地獄に陥る可能性が高くなるので、まず自分についてしっかりと知ることが必要です。

カードローン地獄から抜け出すための対策については、いくつか有効だとされていることがあります。

つまり、カードローン地獄に陥っている人にも、まだ希望はあるということです。

そこで今回は、カードローン地獄に悩んでいる人に向けて、考えられる原因と対処法を紹介します。

カードローン地獄に陥ってしまう人の特徴とは?

まずは、カードローン地獄に陥ってしまう人の特徴を紹介します。

下記のような特徴がある人が、必ずカードローン地獄に陥るとは限りませんし、「自分もこれに当てはまる」と気付いただけで何かが解決するわけではありません。

しかし、自分の性格を見つめ、改めて考えることで、返済計画の見直しをはじめとして、これからの生活全般を変化させる1つのきっかけになると考えられます。

カードローン地獄に陥りやすい人の特徴6つ

1.お金の管理ができない人

返済計画あっての借入です。

お金の管理ができない人は、この原則を忘れがちです。

どれくらいお金が必要かをざっくりと考えて多めの金額を設定したり、その返済にかかる期間や一か月あたりの返済額について考えないまま申し込んでしまったりしやすいのも、こういう人です。

2.無職になってしまった人

返済計画をしっかり立てていたとしても、当てにしていた月収が無くなった場合は、予定通り返済することが難しくなります。

そういった意味では、無職になってしまうと、カードローン地獄に陥りやすくなると言えます。

3.複数のカードローンを利用している人

より多くのカードローンを利用するほど、全ての内容を把握しにくくなります。

また、返済締め切り日にバラつきがある場合、一つのカードローンだけを利用している人よりも、返済用の入金を忘れてしまう可能性が高くなります。

そうすれば、延滞料が加算されてしまい、より返済が難しくなります。

4.ギャンブルにハマっている人

ギャンブルにハマってしまうと、現在の負けを未来に取り返すことができると思い、「今度こそは勝てるはずだ」と、カードローンで多額の借金を繰り返すことに抵抗が薄れてきてしまいます。

もちろん、中にはギャンブルで大儲けするラッキーな人もいますが、ごくごくまれであることを肝に銘じておきましょう。

5.買い物依存症の人

どこか満たされない思いを抱えていて、買い物でストレス解消することがパターン化してしまっていると、カードローン地獄に陥りやすくなります。

特に、高額なものを思い切って買うことですっきりするという場合は、一回ごとの借入額が高くなるため、カードローン地獄に陥る危険性も高くなります。

6.芸能人にハマっている人

アイドルや俳優(女優)などにハマると、その人が活躍する限り、グッズや作品DVDなどが次々と発売されます。

熱中度が高いと、それらすべてを手に入れたくなり、そのためのお金が必要になります。

また、その人が雑誌やTVなどで「これが欲しい」などと言ったのを知り、プレゼントしてしまう人も、その分お金が掛かるので、カードローンで多額の借金をしてしまいがちです。

カードローン地獄になってしまう原因

カードローン地獄に陥りやすい人の特徴からも分かることですが、カードローン地獄を引き起こす最も大きな原因は、「計画性のなさ」だと言われています。

返済についての計画のなさ

返済計画を立てることは、とても重要ですが、実は難しいことでもあります。

なぜなら、自分の月々の収入と支出を把握できていない人の場合、ひと月ごとの返済可能金額を計算できないからです。

例えば、収支の把握ができていないために生活費が足りず、その補てんのためにカードローンを利用している人の場合、きちんとした返済計画を立てられないままに、何度も借金を重ねてしまいがちです。

その場合、一度に借りるのは少額だとしても、次第に借入額は膨れ上がってしまいます。

そういったケースは案外多いと言われています。

借入額設定についての計画性のなさ

「返済計画をしっかり立てよう」と言われることは多いですが、それとともに忘れてはいけないのが、借入額をしっかり計算した上で決定することです。

返済計画をしっかりと立てても、ざっくりと設定した借入額であるほど無駄は多くなります。

特に、先ほど例に挙げた「生活費補てん」等の場合、月々に必要な金額がはっきり決まっていないために、「足りないと困るから」と、つい多めに借りてしまう可能性があり、注意が必要です。

カードローン地獄を防止する方法

事前の対策方法

カードローン地獄に陥ってしまわないように、対策方法を紹介します。

今からでもできることはないか、参考にしてみてください。

返済計画を立てておく

先ほどから繰り返し紹介しているように、返済計画をしっかり立てることが重要です。

カードローンの返済計画に関しては、石橋を叩きすぎることはありません。

返済期間中にありそうな臨時出費なども考慮しながら、慎重に計画しましょう。

臨時収入があったら返済に充てる

臨時収入があった際、「普段は返済のために色々我慢しているから」と、使いたくなってしまう人が多いですが、ぐっと我慢して返済に充てましょう。

この瞬間は辛くても、その分、返済という大きな仕事から解放される日が近くなりますよ。

必要以上の借入はしない

これも先ほど紹介しましたが、借入額は、必要最低限に設定しましょう。

返済が必要な金額を少しでも減らしておき、未来の自分を少しでも楽にしてあげましょう。

複数のカードローン・クレジットカードをむやみに利用しない

ある人が、A社で100万円、B社で150万円、C社で200万円借りているとしたら、合計借入額は450万円です。

しかし、この450万という数字は、自分で計算したり、後述の「おまとめローン」を利用したりしない限り、目にすることはありません。

普段は、100万、150万、200万という数字しか見ないため、危機感が薄れてしまう可能性があります。

カードローンは何のために利用するもの?

返済計画や借入額の設定の前に、そもそも、カードローンを何のために利用するのか、本当に必要なのかを考えることが重要です。

それって本当に生活費補てん?

カードローンを、ギャンブルのために利用しようとしている場合は、頭のどこかで、必要不可欠なカードローンでないことを自覚していることが多いと考えられます。

それよりも厄介なのは、カードローン利用者自体が、生活費だと思い込んでいる出費の中に、実は娯楽やショッピングのためのものが含まれている場合です。

生活費補てんのためのカードローンを考えている人は、一度考え直しましょう。

「生活のための必要経費」として算出した中に、断れば済む友人・仕事仲間との交際費や、買わなくて済むもののためのショッピング費用が隠れていませんか?

【地獄から抜け出す対策方法1】収支の見直し

ここからは、カードローン地獄から抜け出すための対策方法を紹介します。

まず、今の収入と支出がどれくらいあるのかを把握することから始めましょう。

そして、どこかにカットできる支出はないかを確認すべきです。

収支を計算して返済計画を立てる

その支出自体を無くすことはできなくても、例えば電気や携帯の料金プランを安いものに変更するなどして、削減できる支出が隠れている場合があります。

次に、算出した収支を元に、返済計画を具体的に立てていきます。

いつまでに完済できるのかを現実的に把握することで、カードローン地獄から抜け出すまでの期間をしっかり意識することができます。

そして、「あと〇か月で完済するため」という具体的な目的意識を持つことで、必要ない出費を我慢したり、コントロールしたりしやすくなります。

【地獄から抜け出す対策方法2】おまとめローンの利用

おまとめローンとは、複数の機関からの借入を一本化することができるローンです。

これを利用することで、借入額の把握がしやすくなり、返済計画を見直しやすくなります。

また、月々の返済締め切り日がバラついている場合、いつもどこかのカードローン会社の返済を気にしている状態が続いてしまうので、精神的衛生上、あまり良くありません。

おまとめローンを利用すれば、返済締め切り日がバラつかず月1回になることで、全体的な管理が簡単になり、ストレス軽減にもつながります。

おまとめローンは、銀行や消費者金融業者などが行っています。

金利や自分にとっての使いやすさなどの下調べ・比較検討をした上で、どの機関のおまとめローンを利用するか決めましょう。

【地獄から抜け出す対策方法3】債務整理

債務整理をすると、信用情報に傷がつき、5~10年は新たにローンを組むことができなくなります。

そのため、債務整理は、「どうしても借金を返せないときの最終手段」だと言われています。

なるべくなら、この手段を取らないでいたいものですが、いざと言うときには必要になるかもしれないことなので、3つの方法を紹介します。

任意整理

任意整理では、裁判所を通さずに、債権者である銀行や消費者金融業者などの機関と直接交渉し、利息カットや、月々の返済額を減らすための見直しをしてもらいます。

この際、過払い金があれば、返還請求できる場合があります。

その結果、借金がゼロになったり、払い戻し金をもらえる場合があります。

債務整理の中で最も多く利用されている制度で、持ち家や車などの資産を保有したまま、借金のみを整理できます。

個人再生

個人再生では、まず、債務を5分の1~10分の1まで減らしてもらえるよう、裁判所に再生計画案を提出します。

再生計画案が認可されれば、3年から5年かけて新しく定められた金額分の債務を支払うことになります(その際、新しく金利が掛かることはありません)。

資産として持ち家を保有したままで利用できる制度ですが、車については、ローンを支払っている最中であれば、手元に残すことができません。

また、5000万円以上の借金を抱えている人も利用できません。

自己破産

裁判所に対し、破産申し立てを行い、税金以外の全ての債務をゼロにしてもらう制度です。

ただし、持ち家や車など、全ての自己資産を手放す必要があり、債務整理の中でも、最後に検討されることの多い制度です。

また、注意しておきたいのが、自己破産した場合、免責が決定するまでの期間(債務ゼロが決定するまでの期間)は、一部の職業に就くことができなくなります。

例えば、弁護士や司法書士など、信用が必要な仕事や、警備員などの安全に関わる仕事、古物商や質屋などのお金を扱う仕事が含まれます。

カードローン地獄から抜け出そう!

カードローンを利用すること自体は、悪いことではありません。

しかし、計画的に利用しなければ、利用者自身が辛い思いをしてしまうことにつながります。

カードローンを利用する前に、自分の性格を見つめ直し、本当に利用が必要なのかをよく考えましょう。

そして、ひと月の収支を把握するなど準備をした上で、借入額を必要最低限に設定し、実現可能な返済計画を立てましょう。

もしカードローン地獄に陥ってしまっても、今回紹介したように、その人の状況や借入額によって、対処する方法はいくつかあります。

カードローンで首が回らなくなる前に、なるべく早く対処することが重要です。

また、最終手段が必要になった場合は、債務整理を行うなどして、少しでも早くカードローン地獄から抜け出しましょう。