無担保ローンとは？特徴やメリット・デメリットを徹底解説！

無担保ローンという言葉はテレビや広告などで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか？

聞いたことはあるけど意味は知らないという人も多いはずです。

無担保ローンとは、担保無しで利用できるローンのことを指します。

本記事では無担保ローンについて徹底解説していきます。

無担保ローンを利用するメリット・デメリットについてもお伝えしていきますよ。

「無担保ローンが気になる！」というか人は本記事の内容を参考にしてみると良いでしょう。

そのそも無担保ローンの「担保」とは

担保とは、返済できなくなった場合に代わりに没収する保険のような役割を担うもののことです。

通常お金の貸し借りは、必ず返済しますという口約束だけでは成立しません。

将来返済ができなくなった時の最後の切り札となります。

この担保があるからこそ信用してお金を貸すことができるのです。

返済が不可能となった場合はこの担保が回収されます。

担保の種類は2つ

担保には2つの種類があります。

人的担保とは、いわゆる保証人のことを指します。

利用者本人が返済できなくなった際に、保証人が代わりに返済をおこなうことです。

物的な担保の場合は、不動産担保と呼ばれる土地や建物を提供することを指します。

返済が不能となった場合は返済資金として土地や建物が回収されます。

預金担保も可能

その他には預金担保などもあります。

基本的には、借入をした本人が返済できなくなった場合の保険の役割してくれるものが担保であるといえますが、担保で残りの借金が全て返済できるとは限りません。

返済ができなくなっても担保があれば確実に大丈夫というわけではありませんので注意が必要です。

無担保ローンとは

無担保ローンとは、読んで字のごとくローンを組む際に担保を必要としないローンのことです。

無担保ローンは無担保貸付という呼び方をする場合もあり、銀行で扱われるカードローンや消費者金融のキャッシングなど様々な種類があります。

金融機関は、担保なしでお金を貸すことになるため、判断基準はお金を貸す相手への信用のみとなります。

そのため、担保ローンと比べると金利が高めになるほか、融資の限度額や期間なども厳しく設定されるケースが多いです。

無担保ローンの審査は、担保がない分慎重に行われます。

その審査の厳しさについては、利用者によっても異なります。

これまで返済が滞ったことがない、安定した収入が継続している、他社からの借入がないというような条件であれば、審査を通過する確率は高いといえます。

金融機関により違いはありますが、職業や勤務形態などが厳しく審査される傾向にあるようです。

→審査の緩いカードローンは存在するのか？審査基準の違いとは？

無担保ローンとキャッシングの違い

無担保ローンとは、担保を必要とせずにローンを利用することができる金融商品のことを指しています。

キャッシングやカードローンも担保が必要ないため、そのうちのひとつであるといえます。

分類としては同じですが、金融機関が無担保で融資を行うのと、キャッシングは同じ金融商品であるとはいえません。

お金を借りる際に担保が必要ないという点では同じですが、借り方や借りることができる額などは違います。

キャッシングとは、比較的少額の融資のことをいうため、金額の上限は大体30万から50万程度のことが多いです。

銀行などから無担保で借り入れをする無担保ローンは、金額がもっと大きくなります。

キャッシングは、限度額内であれば返済しながらでも何度でも融資を受けることができますが、無担保ローンの場合は繰り返し借入を受けることはできません。

無担保ローンとは、教育ローンや住宅ローンなど幅広く使われている言葉で、小口融資が中心のキャッシングよりも上位の概念であるといえます。

無担保ローンと担保ローンを比較

無担保ローンと担保ローンには、担保の有無以外にどのような違いがあるのでしょうか。

主な違いについてまとめてみます。

金利が異なる

無担保ローンと担保ローンでは、金利が異なります。

無担保ローンには、住宅ローンや教育ローンなどいくつかの種類がありますが、いずれも担保ローンと比較すると、無担保ローンの方が金利が高いです。

無担保ローンは保証人がいないため、保証会社の利率分が上乗せされているというのも金利が高くなる理由のひとつと考えられます。

上限借入額が異なる

土地や自宅などを担保に入れて融資を受ける担保ローンは、高額な融資を受けることができます。

1億円の融資を受けることが可能な場合もあります。

しかし、無担保となると利用限度額は最大でも1000万ほどです。

その上例え安定した収入があったとしても、最初から高額な融資額を設定するのは難しいかもしれません。

審査スピードが異なる

無担保ローンの場合は、担保がないため担保を確認するための書類の提出が必要ありません。

そのため面倒な手続きも発生することはなく、審査にそれほど時間がかかりません。

また、カードローンなどでは即日融資可能な場合もあります。

その一方で担保ローンは、まず必要書類を一通り揃えることから始めて、担保について調査を行ってからの融資という流れになるため、審査には時間がかかります。

無担保ローンの種類について

無担保ローンにはいくつかの種類があります。

無担保ローンの種類について具体的に紹介します。

消費者金融系、信販系カードローン

一般的にカードローンとは、消費者金融などで発行されるカードを使用して、限度額の範囲内ならば何度でも借入を行うことができるローンです。

消費者金融などのカードローンは、銀行のカードローンよりも金利が高めです。

個人向けの小口融資になりますが、使用用途は自由です。

コンビニATMなどにも対応しているため大変便利であるといえます。

銀行系カードローン

銀行系カードローンは、消費者金融系、信販系カードローンとサービスの中身は変わりません。

しかし、金利や借入限度額、保証会社利用の有無については異なります。

金利に関しては、消費者金融系、信販系の場合初回の申し込みで約18パーセントが上限ですが、銀行系のカードローンですと、約14パーセント程度となっています。

借入限度額は、500万円から1000万円前後である場合が多く、消費者金融系の限度額に比べると300万円前後高くなっています。

また銀行系の場合、「保証会社の保証を受けることができる方」という条件が必ず加わります。

銀行系フリーローン

銀行系のフリーローンは使用用途が自由なのですが、審査の際に用途を必ず申告する必要があります。

さらにいったん借り入れをすると、完済するまでは新規で借入をすることはできません。

審査には少し時間がかかりますが、カードローンに比べると金利が低いのも特徴のひとつです。

クレジットカードキャッシング

クレジットカードキャッシングは、消費者金融系、信販系のカードローンと金利はほとんど変わりません。

クレジットカードの利用限度範囲額に応じて、借入を行うことが可能です。

無担保ローンのメリット4選

無担保ローンを利用するメリットはどのようなものがあるのでしょうか？

大きく分けて次の4つメリットがあげられます。

順番に見ていきましょう。

①担保や保証人を見つけなくてもよい

土地や不動産、保証人が無くても借りられるといったメリットがあります。

担保が見つからずに融資を受けることを諦めてしまう人も多いはず。

その点無担保ローンであれば、担保を用意する必要もありませんので、担保がない人でも融資を受けられますよ。

担保や保証人が無くてもお金を借りられるというのは大きなメリットといえるでしょう。

②スピード審査

無担保ローンは融資するまでのスピードが早いです。

先ほどもお伝えした通り、無担保ローンは「勤務形態」や「収入」などの信用情報をもとに審査されます。

この審査がかなり早く、最短で即日融資をしてもらえるところも。

すぐにお金を借りたいと考えている人にピッタリといえるでしょう。

③担保に関連する手続きが不要

担保がないため、審査で必要な手続きを省くことができます。

有担保ローンの場合は、担保を審査するための「書類の準備」や「不動産の鑑定や登記の手続き」が必要となります。

しかし無担保ローンにはそもそも担保がないので、それらの手続きは一切必要ありません。

返済能力がある人なのかを判断するために審査が行われますが、担保に関する手続きがないため審査も早く終わりますよ。

④目的を選ばずに利用できる

カードローンやフリーローンを選択をすれば、無担保ローンであっても目的を選ばずに利用ができます。

また利用の制限があるローンであっても幅広く、無担保ローンが用意されているため、どんなシーンにも対応できます。

例えば車の購入や教育などに適応される無担保ローンも多いため、利用が制限されて不便に感じることは無いでしょう。

無担保ローンは種類が豊富ということから目的を選ばずに利用ができるということが分かりますね。

無担保ローンのデメリット4選

次に無担保ローンのデメリットを見ていきましょう。

デメリットは次の4つです。

①金利が高い

無担保ローンの最大のデメリットとも考えられるのは、金利が高いということがあげられます。

担保を必要としない分、貸す側のリスクが高まるため、金利は高めに設定されています。

有担保ローンと無担保ローンの一般的な金利率は次の通りです。

このように担保の有無によって、利率が変わってくるということを理解しておいてください。

担保ローンと比較するとかなり高めに設定されていることが分かります。

②審査ハードルが高め

有担保ローンに比べると、審査が厳しく設定されていることが多いです。

信用情報や返済能力を審査されて、融資をするかが決められます。

無担保だからといって誰でも審査に通訳ではなく、むしろ審査ハードルは高いということを理解しておきましょう。

③融資額が低くなる

担保なしで融資を受けるのは、借りる側にはメリットがあります。

しかし貸す側からするとリスクがの高いですよね。

そのため無担保ローンは有担保ローンと比較すると、融資限度額が低く設定されています。

もし高額の借り入れを検討しているのであれば無担保ローンは向いていません。

④返済不可能となった時の保証がない

担保がないため、保証がありません。

担保ローンの場合は、返済できなくなったら担保を差し出せば、返済が完了することが多いです。

しかし無担保ローンの場合は引き渡せるものがないため、返済不能になった際は自己破産となります。

自己破産となると、自宅などの不動産だけでなく、自家用車やその他の財産なども差し押さえられてしまうことにもなりかねません。

返済不可能にならない自信がある方のみ無担保ローンを利用するようにしてください。

【まとめ】自分に合った無担保ローンを選ぼう！

無担保ローンはさまざまな種類があり、自分に合ったものを選択する必要があります。

まずは無担保ローンについてしっかりと理解をしてから選ぶようにしてくださいね。

あらためて無担保ローンのメリット・デメリットについてまとめました。

メリットは次の通りです。

次に無担保ローンのデメリットです。

このようにメリットとデメリットどちらもあげられます。

無担保ローンは自分に合っているのかをしっかりと確認をしてから申し込むようにしてくださいね。