カードローンやキャッシングと言うと、例えばアイフルやアコム、SMBCモビットといったような、テレビのCMで名前をよく耳にする大手の消費者金融会社をイメージする人が多いでしょう。
しかし、全国にはそれほど有名ではなくても、それぞれが独自の特徴を持った中小の消費者金融会社がいくつもあります。
それらの中には大手に負けないような、魅力的なカードローンやキャッシングのプランを用意しているところも少なくありません。
名古屋市を拠点とするアローは、そういった魅力を持つ消費者金融の一つです。
ここでは、アローはブラックでも審査に通るのか、即日融資には対応しているのかなどの点について解説します。
消費者金融アローの会社概要と特徴
アローの会社概要
アローは名古屋市の中川区に本社を置く消費者金融会社で、その正式な社名は株式会社アローです。
アローが設立されたのは2000年のことで、その当時は岐阜市に本社を置き、不動産の売買や賃貸を主な業務とする有限会社でした。
その後2010年に名古屋市に拠点を移し、商号を現在の株式会社アローに変更すると共に、主な事業を消費者金融へと変更しました。
アローの特徴
フリープランと借換ローンがある
アローの特徴の一つは、フリープランと借換ローンという2種類のプランが用意されていることです。
そのどちらのサービスを受ける場合にも、担保や保証人が原則として不要だという点は、アローの大きな魅力だと言えるでしょう。
申し込みの方法が豊富
申し込みの方法が複数用意されているという点も、アローの特徴の一つとなっています。
その方法はインターネット、郵送、FAXの3種類で、自分の使いやすいものを選べます。
また、増額申請や一度解約した人の再利用の申し込みも、インターネットでできるという点はとても便利です。
ただし、電話での申し込みはできないことに注意が必要です。
借入れ限度額と利率はどれくらい?
フリープラン
フリープランは短時間の審査で利用でき、また使い道が自由なので、一般的なキャッシングのプランだと考えると良いでしょう。
そのフリープランの借入れ限度額は200万円で、貸付利率は実質年率で15.00%から19.94%、遅延利率は実質年率で19.94%となっています。
借換ローン
借換ローンとは、簡単に言うと他の消費者金融からお金を借りている場合に、そこへまず完済して返済の負担を減らすために、より利率の低い消費者金融から借り入れを行うことです。
その後は新たに借り入れた消費者金融へと返済して行くことになりますが、利率が低いので毎月の返済が楽になるという点が大きなメリットになります。
ただし、その特性上用途は元々借りていた消費者金融への返済のみに限られています。
アローの借換ローンでは、借入れ限度額は200万円、貸付利率は実質年率で15.00%から19.94%、遅延利率は実質年率で19.94%なので、基本的にはフリープランと同様です。
申し込み条件と必要書類について
申し込み条件
アローの申し込みの条件は以下のようになっています。
- 他社の借入れが総量規制に触れていないこと
- 勤続年数が1年以上であること
- 健康保険に加入していること
- 他社への返済が遅れていないこと
申し込めない人
上に挙げた条件を満たしていない場合には、アローに借入を申し込むことができません。
例えば以下のような人たちです。
- 他社の借入れが総量規制に触れている人
- 無職の人
- 健康保険に加入していない人
- 申し込みの時点で他社への返済が遅れている人
また、上の条件を満たしていたとしても、以下に挙げる人たちは申し込むことができません。
- 未成年の人
- 71歳以上の人
- 自営業をしている人で、確定申告書などの年収を証明する書類が提出できない人
必要書類
必要書類には大きく分けて、本人を確認するための書類と収入を証明するための書類の2種類があります。
本人確認書類
アローを利用する際に必要となる本人確認書類は身分証明書の写しです。
その場合の身分証明書は運転免許証が原則なのですが、それを持っていない人は、健康保険証かパスポートでも大丈夫です。
ただし、書類に記載されている住所が申し込み時の住所と異なっている場合には、現在の住所が記されている書類の提出も必要となります。
収入証明書類
アローで求められる収入証明書類は、基本的に最新の源泉徴収票か確定申告書、または直近2ヶ月分の給与明細書です。
ただし、それら以外でも所得証明書などの年収額が確認できる書類であれば使用できます。
職場への本人在籍確認の電話はある?
本人在籍確認の電話はあるか?
アローでの借り入れを検討する際に、職場への本人在籍確認の電話はあるのかが気になると言う人は大勢いるかも知れません。
職場の人たちに消費者金融の利用について知られたくないと思うのは、心情的には当たり前のことだからです。
電話はかかって来るけれど問題がある人は相談してみると良い
アローでも他の多くの消費者金融と同様に、本人在籍確認の電話はあります。
金額の大小にかかわらず、お金を貸す場合にはその人の信用性や返済能力が重要となります。
したがって、申し込みの際に申告した職場に本当に在籍しているかどうかを確かめるのは、消費者金融会社としては当然のことなのです。
ただ、その人の職場環境や勤務形態によって電話がかかってくるのが不自然になる場合には、その点を考慮してくれる可能性があります。
そのような状況にある人は、まずはアローに相談してみると良いでしょう。
とは言え、電話のかけ方に配慮してもらえることはあっても、本人在籍確認の電話を止めてもらえるというわけではないことには注意が必要です。
返済額はいくらから?返済方法は?
アローで借り入れを行った際の返済額は、借入額や返済回数によって異なります。
その返済額について考える前に、アローが定めている返済方法について知っておいた方が良いでしょう。
残高スライドリボルビング方式・元利均等返済
アローの基本的な返済方法は、キャッシングにおいては一般的と言える残高スライドリボルビング方式・元利均等返済です。
この方式では、借入の金額に応じて毎月の返済額が決まり、その中には返済分と利息分が含まれています。
毎月の返済により、返済額の中での返済分と利息分の割合は変わって行きますが、返済額そのものは最終月を除き、借入の残高がなくなるまで変わりません。
この毎月の返済額が変わらないという点が、返済の負担を軽減させ、また精神的にも楽になれるというメリットを生むのです。
返済額の例
それでは、10万円を借りた場合を例にして、毎月の返済額を見て行きましょう。
毎月の返済額は32回払いの場合には4,000円、47回払いの場合には3,000円となります。
一方返済金額の合計は、32回払いの場合には126,365円、47回払いの場合には139,779円です。
当然ではありますが、返済回数が少ない方が返済金額の合計は少なくなります。
アローのメリットとデメリットとは?
アローのメリット
自己破産経験者でも借りやすい
アローのメリットとしてまず挙げられるのが、審査が大手の消費者金融と比べると柔軟なため、借入を断られることが多い自己破産経験者でも借りられる場合があるという点です。
アローを実際に利用した人の口コミの中にも、過去に自己破産していたけれど借りられたという声が見られます。
借換ローンが利用できる
アローのメリットとして次に挙げられるのは、通常のキャッシング以外に借換ローンが利用できるという点です。
借換ローンを利用すると毎月の返済が楽になります。
特に利率の高い複数の消費者金融から借りている場合には、それらを一つにまとめて負担の軽減を図ることも可能なので、そのメリットはより大きくなると言えるでしょう。
アローのデメリット
アローのデメリットは、大手を含めた他の消費者金融と比べると金利が高めだという点です。
ただし、高めではあっても特別高いと言うほどの金利ではありませんし、またアローには上で挙げたように審査が柔軟だというメリットがあります。
そのため、多少は金利が高めでもアローを利用したいと考える人は大勢います。
即日融資には対応しているか知りたい
即日融資に対応しているか?
アローを利用しようと思った時に、即日融資に対応しているかどうかが気になると言う人は少なくないでしょう。
すぐにお金が必要となった時に即日融資が受けられればとても助かるからです。
現在では多くの消費者金融が即日融資を売りにしているのは、その需要がとても大きいからだと考えられます。
対応しているけれど注意点はある
結論から言うと、アローでも即日融資には対応しているので、申し込んだ当日に融資を受けることは可能です。
アローのフリープランでは、最短で45分というスピーディーな審査を行っているからです。
ただし、審査が速いとは言っても申し込みの時間が遅ければ、融資が受けられるのが翌日になってしまうことがあることには注意が必要です。
もし確実に即日融資を受けたいと思うのであれば、申し込みの時間をできるだけ早めにするように心がけた方が良いでしょう。
他の即日融資対応の消費者金融を知りたい方はこちら→消費者金融で即日借りるにはどこがいい?ブラックでも借りられるところはある?
ブラックでも審査に通りやすいって本当?
ブラックでも審査に通るのか?
アローについては、いわゆるブラックでも審査に通りやすいという噂があります。
ここで言うブラックとは、信用情報機関にお金に関するトラブルの記載がある人のことです。
例えば、借り入れたお金の返済が遅れていたり、自己破産をしたことがあったりといったトラブルがあると、信用情報機関が保管する情報に一定の期間そのことが記録されます。
通常の消費者金融においては、ブラックが審査に通ることはまずないと言われています。
そのため、もしもアローでは審査に通るという噂が本当であれば、助かると言う人は大勢いると思われます。
ブラックでも審査に通らないとは言えない
ネット上の口コミを見ると、アローではブラックに対しても貸し付け実績はあると言われているので、一般的な消費者金融と比べると通りやすいと言えるかも知れません。
ただし、審査の結果は様々な条件によって変わって来るので、アローならブラックでも必ず審査に通るとは言えません。
また、アローの利用条件の中に「他者の返済に遅れのない人」というものがあることを考えると、ブラックでも貸付の対象になるかについては、何とも言えないというのが実際のところでしょう。
審査に落ちてしまう人の特徴とは
アローでも審査に落ちることはある
アローは大手を始めとする一般的な消費者金融と比べると、審査が柔軟で甘めだとよく言われています。
とは言え、自分でも通るだろうと思って申し込みを行った人の中には、審査に落ちてしまったという人がいるのも確かです。
どのような人が審査に落ちる?
アローの審査に落ちてしまう人の特徴には以下のようなものがあります。
- 総量規制を超えている人
- 健康保険に加入していない人
- 勤続期間が短い人
- 年齢が条件に合っていない人
- 例えば専業主婦や年金だけで生活している人のように、安定した収入がない人
このような特徴を挙げてみると、そもそも申し込み条件に合致していない人が、審査に落ちたと言っている場合が多いことが分かります。
そう考えれば、申し込み条件に合致している場合であれば、アローの審査に通る可能性は低くないと言えるのではないでしょうか。
中小の消費者金融だが親身な対応で心強い
アローには大手に負けない魅力がある
アローは中小の消費者金融なので、利用者の数や知名度では大手に後れを取っていることは確かです。
しかし、アローの企業理念はその社名にちなんで、信頼・コンプライアンス・責任という「3本の矢」となっており、利用者や社会の利益を大事に考えるという姿勢を示しています。
そんなアローには、大手に負けないような魅力があることも確かだと言えるでしょう。
借換ローンの存在価値は大きい
上でも挙げたように、アローでは借換ローンという、すでに他社で借り入れを行っている人の役に立つプランが用意されているという点が大きな魅力となっています。
特に借入件数が多く、それぞれの会社への返済が負担だと感じているような人は、アローの借換ローンの利用を検討する価値が高いと言えます。
対応が親身
アローの特に大きな魅力と言えるのが、お金に困っている人に対して親身に対応してくれることです。
他社の審査に落ちてたりして不安を感じている人も、審査を柔軟に行っているアローなら、通る可能性があるので心強いでしょう。