専業主婦は家の家事から家計の管理、家を守るためにまつわる行動のほとんどを任されるのにも関わらず、勘違いされやすい人種です。
「いいね専業主婦は楽そうで」
「一日何してんの?」
なんて心無い言葉をもらうこともしばしば。
しかし世間の人たちは知りません。
専業主婦がいかに忙しく、理解の得られない孤独な仕事を強いられているか…。
会社で働いていれば、いつも周りに人がおり、苦しみや喜びを共有できる仲間がいます。
今回はそんな1人で戦う専業主婦の苦しみに共感して、苦しみから生じるストレスを解消するコツを紹介します。
どうして専業主婦はお金にまつわるストレスを抱えるのか
まずは、専業主婦を苦しめるお金のストレス源から考えていきましょう。
どうして専業主婦がお金のストレスで苦しむのか。
具体的に調べていきましょう。
大前提として収入がゼロなこと
大前提として、収入がゼロなことは大きなストレス源となります。
「がんばってるのに収入がない」
という現実は、それだけであなたの心を苦しめることになるはずです。
以前は自分で仕事してお金を稼いでいたならなおさらです。
仕事に追われて、給与は発生しない
専業主婦は、世間の人が思う以上に大変です。
家事をすべてこなさなければならず、ここに「育児」が入ってくるならなおさらです。
そして当然家事に休みはありませんから、専業主婦に休日はありません。
専業主婦は休み無しで働かされたあげく給与は支払われないという、超絶ブラックな環境で働いているのです。
それなのに、周囲に理解が得られないとなると、そりゃストレスにもなるというものです。
家事や育児を「やって当たり前」だと考えられる
専業主婦のストレス源の大部分を占めるのが、周囲の理解を求められない部分にあります。
ずっと家にいるんだからそれくらいやって当たり前でしょ…。
なんて心無い言葉をもらうことも多いです。
自由に使えるお金も時間もないのに、周囲から理解を得られないとなると、ストレスが増えるばかりですよね。
誰とも合わず終わる一日
専業主婦は誰とも関わることなく仕事が終わることばかり。
家事、育児などいずれも人と関わらず1人で終わるものばかりです。
誰とも会わないのは、自分の心情も吐露できない苦しみに苛まれるので、これもストレスになります。
専業主婦のストレスを減らすためには、誰かと会う時間を無理矢理にでも作る必要があるのです。
欲しい物が買えない
収入がゼロでお金がないので、「あれが欲しい」と思っても買えない…というストレスがあります。
物欲を満たせないのは、単純に欲求不満なのでストレスです。
物欲を無くせ、と言われてもそれはムリな話なので、専業主婦はこのストレスと付き合っていくことを強いられることになります。
家計を考えてくれない夫
「家のことはぜんぶ任せた」
なんて言って、家計のことを一切考えてくれないのもストレスです。
自分はお金を稼いでるんだからいいだろ、なんて言われても、同じ家に住んでるんだから家のことをもっと真剣に考えてもらいたいものです。
お金のストレスで苦しみがちなタイプの専業主婦とは?
それでは続いて、お金のストレスで苦しみがちな専業主婦のタイプについて考えてみましょう。
結婚前はバリバリのキャリアウーマンだったタイプ
結婚直前まで会社でばりばり働いており、結婚を期に退職したタイプの人は、生活のギャップでストレスを感じがちです。
本当はもっと活躍できるのに…!
そんな思いを抱いていると、専業主婦としての日々にお金やその他問題でストレスを感じがちです。
仕事を生きがいにしてた人が、その後家事を生きがいにできるかというと、それは難しい話になりそうです。
なんでも1人で解決しようとするタイプ
周囲に相談せず、なんでも自分一人で問題を解決しようとするタイプの専業主婦も、お金などの問題でストレスを感じがちです。
自分の中に溜め込んだストレスは、だんだん大きくなって徐々に大きくなり、やがてあなたの心を覆い尽くすでしょう。
それをどこかで吐き出さないと、専業主婦のストレスは解決せず頭と体を蝕むばかりです。
相談できる相手がいない
上の「1人で解決しようとする」専業主婦と似ていますが、相談相手が少ない専業主婦もお金のストレスで悩みがちです。
専業主婦が自分の生活でストレスを溜めたくないと考えるなら、なんでも相談できる相手を何人か作っておくことが大切です。
別に同世代の友人・知人である必要はありません。
年代が上の人も、多くの経験と知恵で適切にあなたを導いてくれるはずです。
専業主婦がお金のストレスから脱する方法
それでは具体的に、すでにストレスを抱えた専業主婦が、そのストレスをどうすれば解消できるのか。
ストレスを解消するために専業主婦ができる行動を見つけていきましょう。
他家庭と自分を比べるのをやめる
他家庭の状況と、自分が置かれている状況を比べて1人で悩むのはやめましょう。
他人と自分を比較するのは、それ自体に何の意味もありません。
自分の問題は自分の問題、自分しかどうにもできない問題であることを、まずは心に置いておきましょう。
我が家のお金の問題は我が家の問題で、他の家の財政状況とは何の関係もありません。
なんとか収入源を見つける
専業主婦ではなくなってしまいますが、専業主婦でも収入が得られる収入源を見つけると、お金のストレスは一気に解消されます。
家事育児に追われて、収入を得るのが難しい専業主婦も、なんとかできるところから初めてみませんか?
在宅ワーク
クラウドソーシングを利用して、ネットから案件をもらって在宅ワークで働いてみましょう。
パソコンさえあればできる仕事が多いので、家事のスキマ時間にできるものも多いです。
自分ができる仕事からはじめて、お金のストレスを解消すつ努力を行いましょう。
投資
株式投資やFXも、専業主婦がスキマ時間にできるのでおすすめです。
投資にはお金関係の知識が求められます。
しかし成功すれば、専業主婦がお金のストレスで悩むことなんてなくなります。
お金の悩みで日々苦しい専業主婦は、一度投資にチャレンジしてみませんか?
親と同居する
親と同居すれば、お金の問題が解決するだけでなく、「働く」という選択肢も出てきます。
家事、育児は親に任せて、自分はお金の悩みを解決するために働くなどの行動を起こしてください。
カードローンで借り入れる
専業主婦でも利用できるカードローンがあります。
総量規制対象外の銀行カードローンなら、収入がゼロのカードローンでも、専業主婦の借り入れが可能なのです。
銀行カードローンなら、金利も低く返済も簡単です。
限度額は10万円程度になってしまうかもしれませんが、「10万円のお小遣い」と考えるとかなり美味しいです。
借り入れたお金の返済を上手に行うのも忘れずに。
家計を預かっている専業主婦なら、借り入れと返済のコントロールもしやすいですよね。
クレジットカードを作る
お金のストレスで悩む専業主婦に考えてほしいのが「クレジットカードの活用」です。
クレジットカードさえあれば、ショッピングからその他支払いまですべて可能です。
エポスカードなど、即日発行できるクレジットカードもあるので、必要なら専業主婦も発行できるクレジットカードについて調べておきましょう。
妊娠中の専業主婦がお金のストレスを感じた場合
妊娠中の専業主婦は、ただでさえ多くのストレスがあります。
ここにお金のストレスが上乗せされてしまうと、さらに精神的に苦しむことになります。
妊娠中の専業主婦がお金のストレスで悩んでしまったら、どうすればいいのか?
少し状況を絞って考えていきましょう。
勤務先の育休制度を活用する
企業によっては、妊娠中の社員に手厚い育休制度を設定してくれているところがあります。
育児が忙しい時期は長期休暇をとれるところ、育児中は時短勤務が許される企業など、妊娠中の専業主婦を助ける制度は多く存在します。
「今後また以前の企業で働ける」という安心感は、妊娠中の専業主婦の抱えるストレスを大きく減らすことができるはずです。
妊婦健診補助券を確認する
母子手帳を確認すると、「妊婦健診補助券」などが付いていることがあります。
この補助券を使えば、妊婦健診を数回無料で受けられることもあります。
母子手帳を確認すれば、自治体で実施できる制度が載っていることもあります。
母子手帳を受け取ったらまずは母子手帳を隅々まで確認して、お得な情報を見逃さないようにしてください。
お金のストレスで苦しむ専業主婦が利用できる公的支援制度がある
お金のストレスで苦しむ専業主婦が、公的なお金を受け取れる公的支援制度があります。
公的支援制度なら安全に、後ろめたくないお金を受け取ることができるのです。
出産育児一時金
出産一時金は有名な公的支援制度です。
健康保険に加入していれば、子供一人につき42万円が支給される制度。
42万円ものお金があれば、出産にあつわる多くの出費の負担を減らすことができるはず。
出産費貸付制度
健康保険に加入していれば、出産費用を一時的に借り入れることができる制度です。
妊娠4ヶ月以上から申請が可能です。
貸付となるので、後に返済する必要があるものの、無利子で借入可能なのがうれしいポイントです。
医療費控除
妊婦の検診や分娩費でかかった10万円以上の費用なら、確定申告で医療費控除を受けることができます。
確定申告が少し手間ではありますが、控除を受けられるのはかなりおいしいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
専業主婦が抱きがちなお金のストレスについて、今回は考えてみました。
専業主婦が抱くお金のストレスは主に、「収入がない」こと「世間から理解を得られない」こと「相談できない」ことが原因にあがります。
ストレスの原因を突き止めて、悩みを解消するために前向きな行動を起こしましょう。