イオン銀行のおまとめローンは本当にお得になるか?

イオン銀行カードローン

イオン銀行には「アシストプラン」という名前のおまとめローン商品があります。
「おまとめローン」と聞くと、金利が低くなって返済しやすくなるものと思い込んでいませんか?

この記事では「やるな!」とも「やろう!」とも言いません。
借り入れ状況と返済計画によっては、お得になる人も、ならない人もいるからです。
よって、「やるのであればしっかり計算して理解してからやりましょう」というのがこの記事のゴールです。

イオン銀行でおまとめローンに申し込む前に知っておきたい・やっておきたいこと

それでは早速1番知っておいて欲しいポイントから解説していきます。
いきなり金利や計算の話から始まってしまいますが安心してください。
高校時代、数学で、10段階で「2」しか取ったことない筆者が、数字に弱い人にも分かりやすく解説します。

■知っておきたいこと:元利均等返済方式は、返済総額が増えやすい

イオン銀行のアシストプランは「元利均等返済方式」を採用しています。
アシストプラン各種はこちらから【イオン銀行フリーローンの凄さを教えます!
この元利均等返済方式と対になる返済方式は「元金均等返済方式」と言います。

これだけだと「なんのこっちゃ」と感じますね。
利息13.8%で12万円借りて12ヶ月(1年)で返すという設定で解説していきます。

元金均等返済方式

まず、元金(借金した金額:12万)を、均等に12回に分けます。
そうすると毎月の返済額は1万円ですね。
そこに、借金の残高に対する利息を上乗せする方式です。

1回目返済額:11,380円→1回目の返済が終わった時の残高:110,000円
2回目返済額:11,265円→ 2回目の返済が終わった時の残高:100,000円
3回目返済額:11,150円→ 3回目の返済が終わった時の残高:90,000円

こうやってみると「毎月の支払額が減っている」「借金の残高がきっちり1万円ずつ減っている」と分かりますね。

ちなみにこの方式で返済していった時の最終的な返済額は、128,970円です。

元利均等返済方式

では、次にイオン銀行が採用している元利均等返済方式の方を見てみましょう。

こちらは毎月の返済額の中に利息が含まれる方式です。
言葉で言ってしまうとそれで終わりなのですが、一旦下記の計算表を見てみて下さい。

1回目返済額:10,763円→1回目の返済が終わった時の残高:110,617円
2回目返済額:10,763円→ 2回目の返済が終わった時の残高:101,126円
3回目返済額:10,763円→ 3回目の返済が終わった時の残高:91,526円

毎月の返済額が一定だということはひと目でお分かりいただけると思います。
でも、計算して見て欲しいのは返済後の残高の方。
1回目110,617円から、2回目101,126円を引くと、9,491円です。

そう、毎月10,763円返済しているのに残高は9,491円しか減ってないのです。
そしてこのまま支払っていくと最終的には129,158円支払うことになります。

元利均等返済は完済まで長引くほど損する方式

先ほどの元金均等返済方式と比較すると188円の差額が出ました。
同じ金額を同じ利率で借りて同じ年数で返しても、返済方式によって差額が出てしまいます。

これは、12万円という少額を1年という短期間で返す設定なので188円程度の差額で済んでます。
もし、100万円単位の大きな額での利用をする時には万単位の差額が発生してしまいます。

期間が長引けば長引くほど総支払額が増えてしまう方式である。
まずはこのことを覚えておいてください。

■やっておきたいこと:綿密な返済計画を立てる

例えば今あなたが3社から借り入れをしていて、毎月5~6万円ほど返済しているとしましょう。

毎月返済で5万も6万も消えていく生活はさぞかし苦しいことでしょう。
しかも3社もあればどこにどれだけ払っていて、残高がそれぞれどれぐらいあるかも把握するのは困難でしょう。

そんな時に、何も準備しないでおまとめローンの申し込みをしてみるとどうなるでしょう。

「毎月3万円のお支払いなら4年で完済できますよ。
一箇所にまとめれば残高の管理も楽になるので、きちんと返済している感覚も味わえますよ」

と、言われたら?

「今より支払いが半分になって分かりやすくなるの!?」
と、飛びついてしまう人も少なくないのではないでしょうか。

これが一番怖い状態です。非常に危ないです。

■まとめ:利息はあくまで「元金」にかかっていることを忘れないように

消費者金融の利率は17.8%前後なので銀行カードローンより高いのが普通です。
よって、銀行でおまとめローンを利用できたら利率は確かに下がります。
7~8%くらいまで下がることもザラです。

「10%も利息が安くなるんだから借金が返済しやすくなるのは当然でしょ?」
と、思ってしまう気持ちはよく分かります。

しかし、違うのです。
30万円の17.8%は53,400円。
100万円の7%は70,000円。
単純計算してみても後者の方が金額は高いのです。

「でも3社から17.8%で借りてたら3倍だから16万くらいになるでしょ?
それに比べたら100万円の7%の方が安いでしょ?」

と思われた方は鋭いです。

そう、短期決戦をするなら確実に後者の方が安くなります。
しかしだいたいの金融業者はおまとめローンを申し込む人に、「無理のない返済計画を立てましょう」と言って出来るだけ月々の返済額を少なくさせようとします。

そうすれば返済期間が自ずと長引きますからね。

ここで「知っておきたいこと」で言った、「期間が長引けば長引くほど総支払額が増えてしまう方式である」ということを思い出してほしいのです。

長引かせなければおまとめローンの方が安くなります。
でも長引かせると消費者金融に払っている時より何十万も多く支払うことにもなりかねません。

事前にしっかり計算をして損益分岐点となるのは、月々いくら支払っている場合なのかを把握した上で申し込みをしましょう。

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