イオン銀行カードローンの自動融資は便利だけど危険!

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イオン銀行カードローン

イオン銀行カードローンの機能の一つに自動融資というものがあります。
信用情報に傷をつけたくない人には助かるサービスですが、怖い落とし穴も潜んでいます。
きちんとしたシステムや使い方を理解していないと、知らない間に借金が膨大なことになっているかも。

イオン銀行カードローンの自動融資の光と闇を知ろう

上手く使うことが出来れば自動融資、下手に使えば勝手に借金が増える。
そんな光と闇がセットになっている機能であることをまずは把握しましょう。

■イオン銀行カードローンの自動融資とはどんな機能か

イオン銀行カードローンの公式サイトではこのように説明が書かれています。
『カードローンの返済用普通預金口座が残高不足な状態で、残高を超える引き落とし請求があった時に自動で融資します。』

例えば、返済用に指定している口座の残高が5,000円しかない時に、光熱費などの引き落としがあった場合ですね。

普通だったら残高不足で引き落とせなくて後日葉書が届くパターンです。
ところが、自動融資を申し込んでおけば自動的に追加で融資してくれるのです!
わざわざ葉書を持ってコンビニに行く手間が省けるので利便性がアップしますね。

しかし、どんなことにもメリットとデメリットがあるのが現実です。

■メリットは?

▶こんな人にオススメ:クレジットカードをよく利用するけどウッカリさん+信用情報を絶対に傷つけたくない人。

最近ではクレジットカードの活躍する場面や機会が増えました。
電車に乗る、コンビニで買い物、ネットショッピング、ライブの予約、アプリの課金…。
これだけ利用していると毎月いくら使っていて、今月の引き落としがいくらなのか把握できないのではないでしょうか?

クレジットカードと言っても未来の自分から借金しているの同じです。
そして残高不足で支払いが出来なければ返済滞納です。
その滞納記録はしっかり信用情報機関に記録されてしまいます。

今後新たにカードローンを申し込む時だけでなく、例えば将来住宅ローンを組もうとした時に影響が出てしまうかもしれません。

特に男性は住宅ローンを組む可能性があるので信用情報はキレイであるに越したことはありません。

過去に借金をしたことがあるという記録自体は、ちゃんと完済していればさほど問題ありません。
しかし、滞納記録だけはどうあがいてもマイナス評価にしかなりません。
たかがクレジットカードと思わないでキッチリ引き落とし日に支払っておきましょう。

とは言っても、日々の仕事で忙殺されてしまって定期的に確認するのは無理。
絶対忘れる。いつかやらかしそう。
そんな人にオススメなのがイオン銀行カードローンの自動融資機能です。

■デメリットは?

メリットをご理解いただいた次にお伝えするのがデメリットです。

先述の例で言うとクレジットカードの支払い分を自動で融資してくれるわけですが、口座の残高は減らないのです。

例えば残高が2万円で、請求が3万円だったとします。
この場合、不足しているのは1万円です。
しかし、自動融資される金額は3万円なのが怖いポイントです。

「1万円分足りないから1万円融資しよう」ではなく「3万円の請求来たけど引き落とせないから3万円融資しよう」というシステムです。

口座には2万円残った状態のままで、借金が増える。
これの恐ろしさは「気づかない」ということにあります。

自動融資があった後で給料が振り込まれたら、毎月記帳をして各種明細と突き合わせる人じゃないと気づかないでしょう。

このパターンを、3~4ヶ月続けてしまったら、知らない内に借金が10万円以上増えている恐れがあります。

利息が増えて元金が減りにくい泥沼状態へ?

元々イオン銀行カードローンでの借り入れがある場合は、泥沼化する恐れもあります。

例えば10万円借り入れしていて、月々の返済額を5,000円に設定していたとします。
イオン銀行カードローンでは10万円以上の借り入れの場合、月々の最低返済額は5,000円です。でも、融資額が40万円を超えるまでは毎月5,000円のままでも大丈夫なのです。

つまり、自動融資を数ヶ月繰り返してしまうと、自分で気づかない限りは借金が40万円に達するまで分からないんです。

毎月5,000円支払って10万円の返済ですと2年で完済できる計画です。
これが40万円になると2年で完済するには毎月1万5,000円払わないといけなくなります。

当然、返済計画を延ばす方を選択せざるを得ない人も出てくるでしょう。
最低返済額だと8年以上かかりますが、返済期間が伸びれば利息を多く取れるので貸す側は大喜びです。

2年で返せば利息の総支払額は4万円程度ですが、8年だと24万円にまで膨れ上がります。
いくら返しても元金がなかなか減らないので利息分が高額なままなのですね。

自動融資で借金が膨らんでしまった人の体験談はこちら
イオン銀行カードローンの自動融資で借金が30万に【体験談】

■総合口座当座貸越を利用する方が安全

デメリットもご理解いただいた上で、それでも「ウッカリで信用情報が傷つくのを防止する」というメリットが捨てがたい。
それなら総合口座当座貸越の方が安全です。

イオン銀行カードローンを利用する際にはイオン銀行の口座開設が必須となっています。
その総合口座で総合口座当座貸越の申し込みをすれば、ほぼ似たようなシステムを利用出来ます。

自動融資と違うポイントは、定期預金を担保にされることと、給与等で入金があったらそのまま返済に充てられるということです。
自動融資と違って、自分で決めた返済額での返済ではなく、入金があり次第全額返済になります。よって、気づいたら借金が膨れ上がっていることもなくオススメです。