失敗する!株式投資でやってはいけない5か条【専門家が優しく解説】

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お金の悩み

今回の記事では、株式投資において失敗してしまう!やってはいけない注意点についてまとめました。

株式投資はこわい・・・、とイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

私は20代~株式投資を始め約20年実際に株式投資をしていますが、株式投資はこわいもの・・・これは時に真実であるということを実感しています。

私自身も株式投資で失敗したことは数多くありますし、無理な投資で大金を失って株式投資から撤退していった人も多く見てきました。

株式投資に限らず投資で失敗し、投資から撤退する人には共通点があると感じます。

投資で致命的な損をしやすいのはどのような人かというと、結論からいうと、
『目先の利益を重視する人』
『お金に対してケチな人』
『学ぶ意識のない人』
です。

このような人は、耳に聞こえのいい儲け話に飛びついて結局損をしている人が多いです。

耳に聞こえのいい話というのは、例えば
『短期で簡単に儲かります』
『月利〇%でお小遣いがはいってきます』
などです。

このような怪しい投資話には、投資について少しでも勉強をしている人であれば、そんな都合のいい話はないと考えると思います。

投資についてお金を出してまで勉強するのはもったいないとか、自分で学ぶのは面倒・・・このような人は耳に聞こえのいい投資話に飛びついて結局は損しています。

投資歴20年でわかったことは、自分で学び自分で判断し改善していく・・・この繰り返しが遠回りに見えても、結局はお金を増やす近道であるということです。

投資で失敗しやすい思考をふまえ、具体的に株式投資でやってはいけない5か条をまとめました。

【今回の記事でわかること】

  • 失敗する!株式投資でやってはいけない5か条
  • ① 雑誌やネットのオススメ銘柄を買う
  • ② 無料の情報に振り回される
  • ③ 投資の勉強をしない
  • ④ 資金管理できない
  • ⑤ 欲望と不安をコントロールできない
この記事を書いた人
大久保 美伽

ファイナンシャル技能士1級、CFP、証券外務員1種、簿記2級、DCプランナー2級。
大阪府出身 関西学院大学卒 新卒では食品メーカーに入社するも3年で結婚で退職、20代後半で某都市銀行で個人営業を経て外資系生命保険会社で10年勤務。
お金の不安をなくし自分らしく生きる女性を増やしたいという想いから、どこの金融機関にも属さない中立な立場で提案したいと考えるようになり2019年末に会社を退職。
現在はフリーのFPという立場で働く女性に、老後に3,000万円差が着く資産革命『マネーレボリューション』という講座を主宰。

肩書:ファイナンシャルプランナー/投資コンサルタント

所有資格:CFP認定者、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DCプランナー2級、証券外務員1種、簿記2級

会社HP・ブログ・SNSなど:ホームページインスタグラム

① 雑誌やネットのオススメ銘柄を買う

まず言いたいのは、雑誌やネットの情報を否定しているものではありません。

勉強になることも、参考になる銘柄もあります。

私もよく雑誌や本から情報を得ます。

ここで言いたいのは、雑誌やネットのオススメ銘柄を鵜呑みにして、自分で調べることもなく購入するという行為は損しやすいということです。

特に雑誌や本は出版するまでにタイムラグがございます。

記事を書いて、実際に出版するのは数か月先ということになるのがほとんどです。

相場は日々変わります。

株式投資を少しでもされている方ならわかるかと思うのですが、日々のニュースで株価は動きます。

今オススメの銘柄は数か月後もオススメでしょうか?

数日でもトレンドが変わることもあるのに、数か月先には既にそのオススメはタイミングを逸していることがほとんどです。

また人のオススメ銘柄を買うのもやめたほうがいい行為です。

投資資金、短期投資か長期投資か性格など人によって状況が違いますので、その人にとってオススメ銘柄であっても自分にとっていい銘柄になるかは別です。

株式投資では時に、業績とは関係ない予測できないことで株価が左右されます。

(例えば昨年のコロナショックや、天変地異など)

人や雑誌などでオススメされたからというだけで株を購入すると想定外がおきた時に対応できません。

雑誌やネットでのオススメ銘柄は、たくさんある銘柄からよい会社を探すのに参考にはなりますが、それを鵜呑みにしてタイミングを考えずに飛びつく行為は失敗の元です。

② 無料の情報に振り回される

最近は、普通に生活していると、色々な情報が入ってくると思うのですね。

銀行や保険会社で行っている無料セミナーや、SNSなどでも『〇〇の株で儲けた』というような情報を目にすることも多いのではないでしょうか。

注意してほしいのは、無料はしょせん無料・・・と予め割り切っておいたほうがいいということです。

金融機関で無料で行うセミナーには、その先に売りたい商品があります。

無料で得したと思いきや手数料の高い金融商品をセールスされたり、必要ない保険に入ってしまったりということがありますよね。

SNSで〇〇の株で儲けた・・・

このような発信も時に自分が保有している銘柄を買ってほしいばかりのポジショントークということもあります。

無料の情報でもいい物もたくさんあるので、自分の判断の参考にするのはとてもいいことだと思うのですが、自分では学ばずに無料情報に振り回されることは、お金を失う行為なので気を付けたいですね。

良質な情報は基本的にはお金を払って得ると考えたほうがいいでしょう。

③ 投資の勉強をしない

株式投資で成功するには、投資の勉強をすることが不可欠です。

投資に関する本や、有料のセミナー、日々のニュースなどで投資の勉強をする必要があります。

全く学ばずに株式投資をとりあえずで始めても、一時はビギナーズラックで儲かることはあっても、勝ち続けることはできません。

株式投資では機関投資家などその道のプロがしのぎを削った世界です。

全く学ばずに勝てるほど甘い世界ではありません。

そのようなプロの世界で、投資の勉強をしないと、時に致命的な損失を出すことになり「投資から撤退せざるをえない・・・」なんてことにもなってしまいます。

投資の知識を持った上で株式投資をすると、自分に合った金融商品や銘柄をを選択できるようになり、結果長期的に投資を継続できます。

人生100年時代の今、現役世代の私達はあと数十年資産運用を続ける必要があります。

そう考えると、株式投資を実践するかしないかはもちろん継続できるかというのもポイントになります。

株式投資を実践し継続するためには学ぶことが不可欠であるということです。

④ 資金管理できない

資金管理ができないというのは具体的に、

  • 一気にお金をつぎ込んでしまう
  • 下落した際にも損切せず塩漬けにしてしまう。
  • 安易に信用取引をしてお金を失ってしまう

というようなことです。

投資の原則は、安い時に買って高い時に売るです。

なのに資金管理ができないと、いざ暴落した時に投入する資金がない・・・ということになり投資でお金を増やすチャンスを逸してしまうのです。

特に株式投資では、上昇する銘柄の上昇に乗ることが収益のチャンスを掴むことになるのに、下落した銘柄をいつまでも塩漬けにすることは、収益のチャンスを逃すことになります。

一番最悪なのは安易に信用取引に手を出すことです。

信用取引とは、自分のお金以上の投資をすることで、上昇した時には大きく利益を出すことができる一方、下落した時には投資金額以上の損失が出るリスクもあり、失敗すると投資から撤退することにもなりかねません。

このように資金管理が甘いと、大きく損失を抱えてしまう可能性が高くなるだけでなく投資で収益を出すチャンスを逃してしまうことになります。

株式投資においては、

  • 暴落時に資金を投入できるよう資金を待機しておく
  • 損切のルールを設けて意味のない塩漬けをしない
  • 安易に信用取引には手を出さない

ということを徹底し資金管理をしっかり行うことが大事です。

⑤ 欲望と不安をコントロールできない

株式投資で成功するために一番大事なのは、ノウハウではなく、メンタルをコントロールできるかどうかなのではないかと考えています。

いくらノウハウを学び、知識は豊富でもメンタルが弱いつまりコントロールできなければ投資で収益を出し続けることは難しいと考えるからです。

どういうことかというと、やはり自分のお金を投じているわけですから、上昇すればもっと上がるかもしれない・・・と『欲望』が湧きますし、逆に暴落すれば自分のお金がどんどん減り『不安』にかられます。

このような気持ちは投資をすれば誰でも経験することになるのではないでしょうか。

この『欲望』と『不安』をいかにコントロールし、どんな時でも冷静に判断するということが投資成功には必要だと思うのです。

なぜなら、投資で収益を出すには大衆とは逆の判断が必要になってくることが多いからです。

上昇相場の時は、多くの人が「まだまだ上昇する・・・」と『欲望』が生れ、当初想定していた株価に達したのにそのまま保有しようとします。

こういう時に欲望をコントロールし利益を確定するということが多くの人とは逆の行為となり正解である場合がおおいのです。

暴落時は、ほとんどの人が「まだ下がるかも・・・」と『不安』にかられ冷静さを失い株式を投げ売りします。

本当はこのような暴落時こそ、株式を安く買うチャンスであり、『不安』を克服し勇気を出して購入することが収益を掴む行為です。

株式投資をしていると、このようにメンタルを試される局面が度々訪れます。

欲望と不安をコントロールするためにも、投資の知識と資金管理が不可欠だと言えます。

まとめ

今回の記事では金融機関歴15年、投資歴20年の私が感じている、投資で失敗しやすい思考を元に、株式投資で失敗しないためのやってはいけない5か条について書かせていただきました。

  • 雑誌やネットのオススメ銘柄を買う
  • 無料の情報に振り回される
  • 投資の勉強をしない
  • 資金管理ができていない
  • 欲望と不安をコントロールできない

今回は株式投資でやってはいけないことを書かせていただいたので、この記事を見ると、株式投資はこわいもの・・・と感じてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。

私は投資歴20年になりますが、株式投資で実際にお金を増やし、資産を築くことができました。

株式投資は、正しく始め勉強を続ければ、お金を増やす非常に有効な手段だと考えます。

一方で、知識を持たず安易に始めるにはとてもリスクが高いものになってしまうということです。

ぜひ学びながら実践をして経験を積んでいきましょう!

私はこの記事を読んでくれたあなたには、株式投資で大きな損失を出すような目に遭ってほしくないのです。

そのための注意点をまとめさせていただきました。

一人でも多くの方が、投資によりお金を増やしお金で諦めることのない人生を送れることを願っています。

これから投資を始めようとしている方、または最近始めた方の参考になれば幸いです。